悲しみ・・・その後

ある記事を見る機会がありました。

目を通し終わる前に、涙があふれてきました。

中学生になるお子さんを

癌で亡くされたお父さんの心。

こんなに成熟した魂があるのか・・・

そう思いました。

この世での年齢は、15才。

でも、魂の年齢は、

実年齢とは異なります。

この方は、大変成熟した

気高い魂の持ち主。

この方の本を購入しようと思います。

「 遊雲さん 父さん 」
有国 智光著書

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小さい悲しみは やがて 消えていく

深い悲しみは 私を 育てる

大きな悲しみは 慈しみに つながる

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本当にその通り。

子を亡くすことは、例え切れない。

親を亡くすことも、

比べることはできないけど

子を亡くすことは、

言葉では 言えない。

どれほど涙を流しても

眠れぬ夜を重ねても

これほどの悲しみは

この世にあるのだろうか。

15才であの世へ旅立った(戻った)その子は、

亡くなる前に、

お母さんにこう言われたそうです、

「 ありがとう。

  みんなに ありがとうって 言ってね。

  ぼくは、そろそろ 逝きます。」

と。

生まれてきた以上、

みな、必ず、「死」が訪れます。

死を身近に感じた時、死をどう捉えるか・・・

最初は、

嘆き悲しみ、パニックに陥ったとしても、

いつか、

心の底から、命の尊さを感じられるように、

そして、

生まれてきてくれたこと、

生まれたこと、

生かされているんだ、ということを

正面から 穏やかに 感謝することが

出来ればと願います。

そうは言っても、

現実は、

やっぱり、悲しいし、苦しいし、辛い。

その押し寄せる悲辛苦の波が、

穏やかになることを祈るしかありません。

悲しみや辛さから、

逃れる事は一時的にできるのかもしれない。

だけど、

逃げたら、また、繰り返すかもしれません。

なぜ、苦しいのか

なぜ、悲しいのか

どうして、生まれてきたのか

死後、どうなるのか

自分の存在は、

何のためにあるのだろうか・・・

さまざまな疑問が生まれるだけ。

どのような感情に揺れようとも、

深く大きな悲しみは、

必ず、自分の力になる。

必ず、誰かのためになる。

合掌

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