美しい5月に。

美しい5月のある日、

17年ほど生きてくれた実家の愛犬が

天国に召されたと、

母から大泣きの電話で知らされました。

いろいろな思いで、

頭と胸がいっぱいになりました。

寂しいのは 言うまでもない。

ぼろぼろと流れ出る涙は

安堵の涙でもあるような気がしました。

長い年月、ひとつの肉体を休みなく使うのだから、

いろいろなところに ガタが来て自然です。

愛犬の全身はきっと痛みだらけだっだと思います。

目も見えなくなり、

歯も抜け落ち、

体調も日々、変わっても

動物たちは決して不機嫌にはならない。

身に起こるすべてを 受け入れる。

痛いからといって 身近にいる人に

八つ当たりしない。

どのような状態であろうと、

受入れ、、

その消え行く生命の灯火を

最期まで 精一杯 灯している。

愛犬から、

愛をいっぱい 教えてもらいました。

存在そのものが 愛だと気づかされました。

電話を切った後も、

感謝の涙が 一筋、また一筋と流れ落ちます。

そうした悲しみも複雑な心境も

人との出会いによって和らぎます。

いろいろなことに

感謝せずにはいられない。

自分が天命を全うするその時、

再会できるのが 楽しみです。

再会の時まで、精一杯生きよう。

今日も 精一杯 生きよう。

アガサ

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