妻に言いたかったこと

「 予定通り出発しました。」

Yさんは、そうメールを下さいました。

電車を乗り継いで、遠いところから

お越し下さるのに、雨降り。

お迎えする準備を終え、

窓から 雨に濡れる美しい新緑の葉や

桜の木を眺めていました。

しばらくすると、

あちらからご家族がお越しになりました。

ぽつりぽつりと話し出される_

” 突然だったから、

 ありがとう を言えていません。”

そうおっしゃるご主人は、

妻に伝えたい思いを伝えて下さいました。

私は、ご主人と 静かな対話をしながら

「 Yさんがこちらにお越しになってから

 あらためて、おっしゃって下さいね。」

信頼関係が築けているのをわかった上で

そうお話かけさせて頂きました。

ご主人は、少々照れくさそう。

どうやら、

第三者(私)を介してだから、

言える思いもあるのですよと

ご主人は そう言いたそうでした。

「 もちろん、お気持ちわかります。」

そう話し、話して下さることに耳を傾け、

静かなひとときを終えました。

それから、1時間程して

Yさんから到着のお電話を頂きました。

とてもお元気そうなお顔から、

健やかに毎日を暮らしておられるのが

見てとれました。

他愛もない、女性同士のおしゃべりの後、

「 それでは・・・」

とコンタクトに入らせて頂きました。

(すでに奥様の横におられたのです。)

Yさんが到着される前の伝言、

お子さんのことへの伝言、

そして、

今、ご自身が霊界でどのように

幸せでおられるのかということを

お伝えしました。

Yさんは_

何年か経ち、ようやく、最近

焦りや不安というものが

小さくなりつつあり、

元気が出てこれたこと。

興味を持ったことに楽しみながら習え、

周囲の人達にも本当に恵まれているんです。

こんなんでいいのかなぁ~って

思うんですよ_

明るい笑顔と共に、ご自身の日常の

しあわせに戸惑う気持ちも見え隠れしながら、

そうおっしゃっていました。

「 Yさんが落ち着いてこられ、

周囲の人達とも愉しくあれること、

子どもさん達もそうあることは、

ご主人にとっても、最高ですよ。」

そう申し上げました。

あらわれ具合から見て取れます。

慰めではなくて、本当のこと。

帰りは、雨脚が強くなってきましたが

タイミングよく、

バスが来ました。

妻に伝えたかった一言_

” ありがとう ”

連れ添った何十年分の思い出と

感謝の気持ちが

この短い一言に 込められています。

この一言を受け取った時、

ご主人は 私のエネルギーとダブり

奥さんへの感謝の気持ちにあふれ、

身体が震え出し、

感謝の涙が 流れました。

言葉は 短いけれど、

言葉の長さではないことを

この場を借りて

書き残したいと思います。

ありがとう。

合掌

アガサ 葉山在住霊媒 Medium AGATHA
~天国からのメッセージをお伝えしています~

霊交信(霊界通信)公開霊視

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