天国からの電話・・・

「 来年にお願いしようと思っていたのですが 」

少し照れくさそうに そうおっしゃった

Yさん。

背の高い男性なのですが、

待ち合わせ場所へお迎えした時、私は

おつきあいしている頃のような錯覚に

陥っていました。

自分でも「何故だろう」と不思議に

思っていたのですが、最後の方で ようやく

その感覚の意味が 私なりにわかったような

気がいたします。

お越しになる前の調整を済ませて

しばし、ぼんやりしていますと

いろいろと私に話しかけてくださる方が

いました。

他愛もない世間話のように感じつつも、

何故、そうしたことを話してくださるのか_

それも不思議に思っていました。

Yさんがお越しになり、しばらくしますと

こうした機会を心待ちにされていた奥様が

嬉しさいっぱいを伝えて来られました。

話し続けていたようで、

もう1時間程 経ってしまったかもと

時計をちらっと見たのですが、

30分弱ほどしか経っておらず、

奥様がどれほど表現したかったか、

また、

繋がり具合の良さに正直驚きました。

「 妻の写真を持ってきたのですが 」

とYさんは、鞄の中を探されていた時、

奥様は鞄近くの、Yさんの後ろにおられ、

” どれ?どの写真を持ってきたの?”

とわくわくされる姿で寄り添っておられ

(あぁ、仲が良いんだなぁ〜・・・)

と、ほのぼの致しました。

写真を2枚、見せてくださいました。

今回、私にお姿を見せて下さったのは

若い頃のお姿でした。

その写真のおかげで、私が Yさんのことを

おつきあいしている頃のように感じたのかが

わかったような気がしました。

そして。

以前、外出中に音楽を聴いておられた時に

突然、携帯電話が発信音に切り替わったことに

驚きました_

ということを話し始められました。

携帯電話にはセキュリティがかかっており、

何かに押されて電話をかけてしまった・・・

というようにはならないそうです。

どこにかかってしまったのだろうと

あせっているうちに、相手先の留守電に

切り替わったそうです。

その「相手先」は、私だったようです。(笑)

私は、「そういえば、2度程あったようです。

あぁ、Yさんでしたか。」と愉快になりました。

Yさんにしてみれば、

セキュリティもかけているし、

携帯の電話帳のア行のトップは他様だし、

知人友人に電話をしているし、

私にかかるはずもないのですが・・・

と驚いておられました。

Yさんご本人は、

「 来年になってからお願いしようと思っていたのですが 」

と照れながらも、その不思議な成り行きに

少々戸惑っておられますと、

奥様が隣で、ふふふと微笑んでおられました。

お家で聞こえる音、

そして、

私への不思議な発信電話。

奥様からの ” サイン ”かもしれません。

私は こうした現象を言いきることは

致しません。

言葉の影響を知っているからです。

それを検証する道具を私は持っていませんし、

日本にそうした機関はないと思いますが、

そういうことは、たまに、起きるのです。

本当に、極稀に。

私については、

そうした現象を 望むことはありません。

そうした現象が起きたからといって、

また、次を期待することも ありません。

そうしたことは、とても温かな気持ちに

してくれるだけです。

奥様がなぜ、私に話しかけてくださったのかは

Yさんにメールでご連絡することに致しましょう。

温かな機会となりました。

ありがとうございます。

アガサ

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