ありがとう_ その奥の気持ち

私の心に、あらためて「伝える」

ことの意味や深さを考える機会となった

対話でした。

あちらから おふたりでお越しになった方々を

おひとりずつ お伝えしました。

お伝えしていくも、ご依頼人のYさんの何かが

非常に微細なものが伝わってくるようでした。

お電話の向こうであっても そうした空気感

は どうしても私に伝わってまいります。

その微細なものとは、あとで話して下さった

のですが、” 意外 ”なお気持ちでした。

「 まさか 主人が来てくれるとは

 思いませんでした。」

どのご家庭でも、様々な事情があり、

良い時期もあれば、

そうでない時期もあります。

それは私自身のささやかな人生の経験

からも言えることです。

「(家族を)守ってくれて ありがとう。」

この言葉のあとに、

ご主人が私に示してくださった

ある物 _

そのある物とは、ご主人の物で

唯一、Yさんが手元にあり、

時折身に付けておられる物だったようです。

ご主人は、そうしたこともご存知のうえで

そのある物を選ばれたのだと思います。

次は、娘さんでした。

娘さんは、髪型を私に何度も

見せてくれました。

どうしてだろう? と思いましたが、

とにかくお伝えをいたしますと、

その髪型は、娘さんが病院におられる時に

お母さん(ご依頼人)が結ってくれた髪型

だったようです。

娘さんのお気持ちを

おわかり頂けるでしょうか。

娘さんが、

母の愛を感じたひとつだったのです。

子どもの頃とは違い、

大人になってから 親が

自分の髪をそうしてくれることは

本当に嬉しかったのです。

だから、私に「その髪型」を

見せてくださったのです。

おふたりが私から離れてゆかれてから

Yさんが少しお話されました。

ご自分は良い奥さんではなかったと。

わがままだったと。

だから、まさか 主人が来てくれるとは

思わなかったんです・・・と。

その翌日、Yさんからメールを頂きました。

– – –

(略)

昨日は色々な事を思い出して・・・

一人物思いにふけっていました。

主人が来てくれるとは思っていませんでしたので、

とても感謝の気持ちでいっぱいです。

(略)

– – –

「主人の他界も悲しかったけれど、

 娘の方が辛かったです。」

と申し訳なさそうに おっしゃる気持ちも

お察し致します。

あちらから 見せてくださること、

話してくださることを 私は

単に「身元証明」として扱うことは

しません。

ひとつひとつに、

家族との日常、歴史、様々な思いが

あふれているからです。

非常に深いのです。

霊交信を興味本位に思われる方や

ご自身の霊媒能力向上目的のための

ご依頼を 私がお受けしない理由は

ここにあります。

こうした提示というのは、

あちらの方の ” 渾身 ” の言伝なのです。

簡単に伝えて来られると思われがちですが

決して そうではないのです。

「興味」を扱っているのでは

ありません。

心を 扱っているのです。

心を 伝えているのです。

ですので、ご依頼下さる方々にも

このところをよくご理解頂くように

しています。

天国と対話するということは

そういうことなのだと思います。

アガサ 葉山在住 霊媒 Agatha
~天国の人々の思いを伝えています~
霊交信(霊界通信)公開霊視

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