何もしない日
5/23
何もしない日。
なんて贅沢なんだろうと、
想像するだけで 心躍ります。
でも、実際は、
何にもしないなんて できないものです。
何か、動いてしまう。
” あ、そういえば、あれを片付けよう。”
” 読みかけの本を 読もうかな・・・”
” その前に、草を少し刈ろうか・・・”
” 愛犬(愛猫)と 遊ぼうかな。”
などと 次から次へと 浮かび
結局は、動きっぱなしなんです。
でも、
こうしたことが浮かぶこと自体、とても幸せを感じます。
気持ちが ゆったりします。
私はよく ぼぉ・・・っと外を眺めます。
家族や友人が傍にいると、
「 ねぇ、何を見てるの?」
「 ううん。何も見てないよ。」
「 なんか・・・視えるの? 」
「 そんないつも視えてたら、頭、おかしなるで。(大笑)」
ということになります。
何も見ていないのではなく、
山、木、野に咲く花、小鳥たち、とんび(とび)、
傍にある命、命の尊さを見ているのかもしれません。
次から次へと予定が有りますと、
その「 ぼぉ・・・」とする時間が とても恋しくなります。
今、家族たちは 畑へ行っています。
愛犬をひとりにしたくないと言い出しつつ、
何かをしながら、ぼぉ・・・とする時間が
欲しかったのかも しれません。
何も しない日。
頭のなかでは、いろいろと話されることも
すべて遮断して
この頂いた時間を しみじみしながら
数時間を過ごせる幸せ。
ありがたや。
人間の言葉を越えて、動物たちとの「心での会話」は
とても 私の心を正してくれます。
妄想ではない会話は 何の特別さもありません。
それが心地良いのです。
+2