父と母

脳の血管が詰まったような感覚と痛みが 私に起こり、

< 離して!>

手や腕を自由にしたい思いが よぎりました。

( なぜ、手や腕を動かせないのですか?)

そう思った直後、

ご依頼人Mさんは 電話口で静かに話してくださいました_

「 症状が強い時に、とても暴れるので・・・」

と精一杯話してくださったので、

「 そうですか。全部お話にならなくてもお察しします・・・」

そう言ったように思います。

「 今も その思いが強く残っているわけではありません。

全く事情も知らない赤の他人の私に

自分だということを印象づけるために

辛いことでも思い出してくださっているのです。」

ということをMさんに はっきりと申し上げました。

Mさんは安心されたと思います。

あちらから、ご両親が一緒に来られ

お父さんの話したいことを

最初は お母さんが代弁されていましたが、

次第に お父さんご自身が 話してくださいました。

印象的なのは、

< ○○円以上の価値が あるじゃないか。>

と おっしゃったこと。

何についてそうおっしゃっているのか

さっぱりわからなかったのですが、

Mさんにお伝えすれば、

きっと わかるのでしょう・・・と思い

お伝えしました。

あまりにも ” 日常的 ” すぎることに関して

話してこられるのが、私はとても嬉しく思いながら

ご依頼人Mさんにお電話でお伝えしていたように

思い出します。

< 苦労させた >

と お父さんはおっしゃっていました。

Mさんにお伝えしますと、

「 苦労なんてしていません。

 私は本当に温かい家庭で育ててもらいました。

 友人も連れ立って 遊びに連れてってくれました。」

というようなことをおっしゃっていました。

私の聞き間違いか・・・

とも一瞬思いましたが、

確かに お父さんはそうおっしゃったので

そのままに しておきました。

Mさんから頂いたメールに助けて頂きます。
(一部掲載です。)

– – – – –

(略)

お話し中にもおもうところはたくさんありましたが、
しばらくしてもういちど会話を思い出してみると
さらに思い当たることやもうすこし深い解釈のできる内容もあり、
本当にもう、涙が止まりませんでした。

ひさしぶりに父や母と話をできて、
とってもとっても、うれしかったです。
感じることはできるんですね。

両親にわたしから伝えたいこと、感謝の気持ちに尽きます。
父や母が気にかけて心配していることもあったようなので、アガサさんを通して
伝えることができて本当によかったです。

(略)

– – – – –

電話を終えたあと、

Mさんは もう一度 ご両親からの言葉を

思われたようです。

あらためて しみじみとする” 心の交流 ” を

経験しましたとメールに書いてくださいました。

” ご機会 ” の時は、ご依頼人さんは大変に緊張されます。

複雑な思いが交差するなかですから、

致し方ありません。よくわかります。

電話をきったあと、

帰り道、

数日経ったあとなどに 思い返すと

あの時には あまりわからなかったことが

はっと 思い出されることも 多いようです。

そうしたときに、

家族から伝えられた言葉の意味や

その思いの深さに

家族との日々、

人の一生の重さ、

存在の尊さに

心が震え、温まります。

それが 経験だと 私は思うのです。

” 見える・聞こえる・感じる ”

を遥かに越えたものが、

心の経験だと 胸をはって私は言えます。

” 心の経験 ” は、大切な 大切な宝です。

色あせることのない、

輝きが鈍ることのない、

一生の宝(経験)なのです。

アガサ 葉山在住
~天国の人々の思いを伝えています~
天国との対話(霊交信 / 霊界通信)

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