なぜ? ではなく

” どう死んだかではなく、どう生きたか_

 そちらの方を大切に思えなくてはならない。”

人様からご依頼を授かるたびに 言葉では表現できない思いが

様々な思いが 私の内を駆け巡ります。

そして、行き着くところが 文頭に書いたこと。

先日頂いたメールに、同じような言葉が書かれていました。

約11日程前に、” この方 ” は来られていました。

もちろん、

11日前のご依頼人にとっては「知らない人」。

無事ご家族を伝えられることも大切なのですが、

私には、そうでなかった方がとても大きく、心に残ります。

説明のつかない・・・

会えない人への、何か・・・

行方不明の方とその人を待つ人の心への、何か・・・

その「 何か 」がとても強い。

ですので、

” この方 ” がご家族(ご依頼人)と会えた時は

飛び上がる程、嬉しかったのです。

実際、椅子の上で飛び上がったかも、しれません。

年台、体格や性格をお伝えし、ご依頼人Yさんは頷いておられ、

以前から私の心を捉えて離さない○○○風な感じのものを

どう伝えればよいのか、

この表現は失礼に当たらないだろうか・・・

( それを頭に乗せている・・・。

 でも、確かにそんなふうに見える。)

何とか表現を似た感じに、話していました。

そんな私を気の毒に思ってくださったのか、

” この方 ” は、違うことを伝えはじめてくれました。

それも、確かにその通りとのこと。

健康面では、ご自分が気にされていたことも

体感をもって伝えてくださいました。

ご主人が、Yさんのことで、話し始められました。

それは、つきあっていた頃のこと。

私の目に、ご主人から見たYさんの表情を写してくださって、

ご主人は笑いながら、

< こんな感じ >

と真似をされるのですが、

その表情をどう表現すれば良いか・・・

こういう時に、日本の諺や古くからある例え方が

とても役に立ちます。

その表現で、Yさんはわかってくださいました。

お家に帰られてから、はっきりと思い出されたようです。

Yさんに伝えたい気持ち。

私も、ほろっとしました。

Yさんから頂いたメールの一部を掲載したいと思います。

– – – – –

今年○月に夫を自死で亡くしました。
約○年、連れ添いました。
今回の別れは全く予期していない出来事でした。
悩みや心配を抱えていることは一緒にいて分かっていても、
まさかそれが死に結びついてしまうほど
深く辛い「抑うつ」だったとは気づきませんでした。
いや、 私に気付かせまいと頑張っていたのかも知れないし、
彼自身も現実として死を選んでしまうとは
思っていなかったかも知れません。
その日「今夜は〇〇を食べようね」と約束をして、
いつものように「じゃぁね~」と言って、
それぞれの予定のために出かけました。
それが最後の別れの言葉でした。
遺書もなく、彼の○の中には、
途中で買った○○へのお土産が残っていました。
なぜ夫が死を選んでしまったのか、私には判りません。
それを彼に問いてみたところで、彼も答えが出せないのだと思います。

ただ
「どう死んだのではなく、どう生きたか、のほうが重視されなくてはいけない」
という言葉を胸に、夫の人生を尊びたいと思っています。

(中略)
(※ご主人が話されたことについて)
これ以上嬉しい言葉はないです。
たくさんの愛情と幸せな時間をもらえた私のほうこそ感謝でいっぱいなのに、
彼の思いに改めて私からも感謝です。

(中略)
(※ご主人が話されたことについて:仕事面)
とても驚きました。
(中略)
私が悩んでいたことが夫にも伝わっていたのですね。
私の気持ちがわかっていたのですね。
夫は亡くなる前に「(割愛します)」と言ってくれたことがありました。
仕事が大好きで、
自分の仕事に誇りをもっていた夫だからこそのメッセージだと実感しました。

(中略)
夫からのメッセージを受け取 ることができて、本当に感謝しています。
そのままの存在を感じることができました。
だからといって、急に悲しみや寂しさがなくなることはないと思います。
それでも、見えなくなってしまっただけで、何も変わっていないんだ、
と実感できたことは、私にとって励みになりました。
何よりも私が考えていること、感じていることは夫にもちゃんと伝わっていて、
夫も私のことをいつも思ってくれている、
愛情は続いていることは、大きな支えとなりました。

– – – – –

終了後、Yさんは、写真を見せてくださいました。

「 あ!」

私は写真に釘付けになりました。

「わたしが見ていたのは、帽子だったんだ!」

「 確かに、○○○に見えますね。(笑)」とYさん。

ご主人が愛用し愛着されていた帽子。

それをかぶって来てくださっていたのです。

大きな荷物をお持ちだったYさんは、

帰り際、

「 これから友人と、せっかくだから一泊旅行に

 行こうと待ち合わせをしているんです。」

そうにっこり話してくださいました。

歩いてバス停まで行かれるとのことで、

待ち合わせ場所までに行き、バス停への道を伝えました。

スラッとしたYさんの背を見送りながら、

( いつまでも おしあわせに。)

そう心で つぶやきました。

11日前のその日付は、

おふたりが出会われ、

お互いの気持ちを確かめ合った日だと追記されていました。

嬉しい偶然、ということにしておきましょう。

物は いつか衰え、無くなります。

心は ずっと残り、輝き続けます。

物も心にも共通すること、

それは「過程」です。

物ならば、

どう作られているのか、

どういうものが使われているのか、が

大切です。

どういう生き方(日々)を過ごされているのか。

それは、心の在り方です。

私が最も重要視するところ、

それは

心。

素晴しい心の持ち主です。

人生、長い短いではないと思います。

会えて良かった。

本当に、良かった。


手作りは、その人を表しますね。温かいほっこり可愛いうさちゃんです。

アガサ 葉山在住
~天国の人々の思いを伝えています~
天国との対話(霊交信 / 霊界通信)

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