みんなで、ご飯。

朝から私の周りに来てくれたお嬢ちゃんは、

それはそれは よくお喋りしてくれました。

久しぶりに会った親戚の伯母さんに話しかけるような感じ(笑)。

前回は遥々、葉山までお越しくださり、

今回は、初スカイプ挑戦のRさん。

事前に「スカイプは初めてなので」と

わざわざメールを一言添えてくださいました。

そうしたちょっとしたお気持ちが、私の活力となります。

全身で元気なんだと、両手両脚をばたつかせて登場。

「 あらまぁ、なんていうか、私はこんなふうには動けませんね。笑

 元気いっぱいって感じですよ。」

「 年齢当ては、私、苦手なんです。苦笑

 そうですね、10代前半、10才前後かなぁ。」

「 はい。」

Rさんは、スカイプ越しに緊張なさっていただろうと思います。

「 首の右側に とてもひんやりとしたものが感じられます。
 (しっかりした体感)

 この部分に 心当たりはありますか?」

「 はい。そこが悪かったのです。痛がるので手で支えたりしていました。」

「 そうですか。よく伝えてくれてます。」

< ○○○が居るよ。一緒にいるよ。>

「 とおっしゃっていますが、この名前に心当たりはありますか?」

「 (お考えになるも)わかりません。」

「 わかりました。

 次は・・・えっと、◎○と聞こえます・・・

 ◎がハッキリしないので、少し待ってください。」

聞こえにくいなりに、話されている音に近づけるために

音を探り中、Rさんは、

「 ・・・わかります。そうです。」

と涙ながらに話されるのですが、私にはわからないしハッキリしない。

「 もう少し待ってくださいね。

 ・・・◎○、ううん、ちがう。この音じゃない。」

ちまちましている私に お嬢ちゃんは イラっと来られたようで(笑)、

< ○○○!>

と、ヤケクソではないですけれど、叫んでいる様子。

「 え? ○○? ○○ちゃんね!? 合ってる?」

< もう・・・最初からそう言ってるのに。笑>

” ふたり ” のやりとりに Rさんは 思わず、

「 あぁ!そうです。娘は○○ちゃんって言われてました。」

と協力してくださいました。

これだけ、バタバタとしたやりとりをしても私的には、

名前は然程 重要視していません。

自分だということを言っている方の努力に

優先順位など どうしてつけられましょうか。

性格や人柄、こちらで家族がよくやっていたようなことを

伝えられる方が じわじわぁっと心に来るのです。

( 私個人的に、です。)

< 今日は、お父さんから言うよ。笑 >

( もちろん。どうぞ、話して。)

< ・・・バタバタしてるの。なんていうか、効率が悪い感じ。>

( お父さんの会社でのこと?)

< 私たち子どもの方が、時間になったら終えるし。テキパキしてるよ。>

( まあ、お父さんのお仕事は大変なんだね。)

< 12月ぐらい 早く帰ってくればいいのに。>

( 12月って忙しい月だと思うよ。)

< 早く帰ってくればいいのに。>

というような会話をRさんに伝えたところ、

「 本当に よく見ていますねぇ。笑 」

「 ええ、本当に。」

「 ○○○は、よくそう言ってました。『 早く帰ってきて。』って。」

「 そうですか。」

「 主人に伝えます。」

「 話し出しやすいのなら、お話になってもいいですね。」

< おばあちゃんが・・・寂しそうな後ろ姿。

 背中に手を置いてるけど、わからないかも。

 ご飯をみんなで食べたらいいのに。>

「 わかります。あの子の言ってることが。

 私も 薄々そう思っていました。」

ご家族それぞれに思っていることを話してくれました。

そうこうしていますと、

スカイプが少々混線したかのように思われ、

女の子の声がしたので、てっきり Rさんかと思いました。

次に、

「 ○ ○ ○ 〜 」

という年配の男性の声で お嬢ちゃんの名前を呼ばれて。

確かに、スカイプのヘッドフォンから聴こえましたと話し、

こういうふうに、こういう感じのとRさんに伝えますと

お身内の方のようです。

おじいちゃんと一緒に居る、

近所の・・・人も居る、

そうしたことも知ることができ、Rさんはとても安心なさったようです。

Rさんが知りたかったことも、彼女は心で

伝えてくれました。

それは、ご家族だけの宝と致します。

– – – – –

(略)

前回の依頼の時はまだ娘が他界して間もない頃でした。
きっとまだ伝えることが難しかったでしょうに、
一生懸命に「自分」だと分かってもらうため、伝えてくれたことを覚えています。

そして、今回。
また愛おしい娘に逢うことができました。

前回の時よりもおしゃべりといいますか・・・
ずいぶん伝える内容が多くなっていて、本当に驚きました。
性格も話す言葉も、生きている頃のまま。
疑う余地もなくあの子そのものでした。

(中略)
あちらに行っても私たち家族一人一人のことを深く観察していて、
気にかけてくれていることが分かり、心が熱くなりました。
特に、同居している主人の母親のこと(娘にとってはおばあちゃん)を見てて、
「さみしそう。かわいそう。」と娘が言ったときは、
頭をガツンとやられたような気がしました。

たしかに、娘を亡くした悲しさ、寂しさを理由におばあちゃんの方に
あまり気持ちが向いていなかったかもしれません。
娘が元気だった頃はにぎやかで笑顔も絶えなかった我が家でしたが、
最近では以前のようなにぎやかな雰囲気もなくなっていました。

本当は私も薄々感じていたことでした。
今回、このままではいけないと娘に気づかされました。

アガサさんとのお話の後、
早速主人の母の部屋へ行っておしゃべりをしてきました。
アガサさんとのやり取りの話もしました。

おばあちゃんは涙をためて、
「良かったねぇ、良かったねぇ。」と嬉しそうに聞いてくれました。

少しずつ、少しずつ、家族の団らんの場を
もう一度増やしていけたらいいなと思っています。

(略)

– – – – –

子どもたちとのやりとりには、いつも驚かされます。

大人の私たちが忘れ去った、

” 理由をつけて まわりくどいことをしている”

のだと あらためて気づきます。

人を思いやる真っすぐな目、真っすぐな心に

Rさんも私も 心があらわれるようでした。

それにしても。

あの声。

肉声でした。

私だけ聞いて申し訳なく思いますが、

あまりにも、普通の日常での声でした。

Rさんは、

「 おじいちゃんがあの子を呼ぶ、その言い方、

 わかります。」

とても懐かしそうに心からそうおっしゃっていました。

まるで、おじいちゃんは、

< こっちもそんなに変わらないんだよ。>

とでも言いたそうでした。

< 大丈夫だ。心配せんでええよ。>

アガサ 葉山在住
天国との対話 愛しい家族との時間
~天国の人々の思いを伝えています~

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