長たる者
「 長 」。
役職(ラベル)に「長」が付くということは、
自分のところで何を仕事としているのかを把握していて「 普通 」。
人と成り、も然り。
会社の幹部は、経営手腕とか何とかあるだろうけど、
単に経営だけなら、その会社でなくていい。
例えば、
私は餡子が好きなので、餡子の会社としよう。
餡子の会社の社長は、自分とこの商品の餡を知っていて普通。
どこの生産か、
どういう育ち方をしているのか、
商品になるまでの流れ、
扱う人間(社員など)の管理、働きぶり、
などなどを知っていることが 普通。
餡子が好きだから、この会社で働いている。
餡子が好きな人達の「長」になったのだから。
餡に何が含まれているのか、
どういうところで、どういうふうに育った素材なのか、
どういう流れで作られているのか、
商品になっているのか、
どういう人達がそこで働いているのか、、、、
そうしたことを「 知らない 」とは 言えないものだ。
自分が属する会社は、何屋だ ということだ。
社員の誰よりも、餡なら 餡のことを好きで
知っていなければ おかしい。
長たる者が、
豪華な車に乗って、
グリーン車に乗って、
ファーストクラスやビジネスクラスに乗って、
出張という名の接待を受けて、
豪華な食事を食べて、
高級な服を着て、
大きな家に住んで、
名士のような顔をして・・・
まるで、自分が
「 特別 」かのような勘違いをし続ける_
それらが「 長 」の成すことでは ない。
一社員と長に差は、ない。
同じ人間だ。
役職(ラベル)によって、人間に差は 無い。
長たる者の人格で その会社や団体、学校の
すべてが決まる。
その人格で 流れが変わる。
それほどの影響力があるのが「 長 」。
それを自覚してこそ、長。
長たる者、
襟首を正せ。
デスクの上だけで 仕事していると勘違いするな。
物を作って売っているなら、
製造過程、
素材生産過程を 見ろ。
官僚、政治家は、
貧困貧困と 流行語のように言ってないで
お忍びで
その現場へ 行き、
「 現実 」を見ろ。
そうして初めて、仕事が出来る。