命日
今日で、父が他界してから1年。
京都に帰ろうかと思っていたけれど、
今月も日々予定を頂き、休める時には休みたい・・・
そんな親不孝な娘を父は笑って許してくれるだろうと
思います。
命日。
命日をどう考えるかは、私たちの自由だろうと思います。
いい加減に考えて良い、という意味ではありません。
もし、私が他界したならば、自分の他界記念日を
特別に覚えているということはないと思います。
多分、私なら・・・
「 え?そうやったかなぁ〜」みたいな、ね。(笑)
父は、どう考えているんだろう・・・
ま、どう考えていてもいいよ。
元気で暮らしてたら それでええのやから。
この1年間、夢に出てくることもなかったし
気配をのぞかせることもなかったから、
まぁ〜、元気にしてるんでしょう。
帰郷し、実家の家族に顔を見せれてないこの1年間に
心の中で詫びつつ(苦笑)、
日課になっている、お香を焚き、
ほんの少し、父に対して話しました。
「 なぁ、お父ちゃん。そっち行ってから こっちでは
1年経ったで。元気にしてんのん?
まあ、元気にしてると思うけど。
私はこのとおり、知ってるかもしれんけど、
自分に出来ることを精一杯やってるから 心配せんでええ。
心配してへんのは知ってる!(笑)
お母ちゃんが『 寂しい 』って思ってるみたいやで。
あんだけいろいろあったに、好きなんやって。私やったら無理やな。(笑)
そっち行ってからでも妻孝行は遅ないで。(笑)見守ったげてや。
これからも、元気で暮らしてな。
ほな!」
時間にして 1分ぐらいでしょうか。
そんなようなことを話しました。
聞こえてるかどうかは、知りません。
私の場合は、どうでも良いんです。
いろいろあった父の人生、
家族の人生、
そして、私の人生。
そういうのを ひっくるめて
「 おーきに(ありがとう)」という気持ちを持ちながら
話しかけたことが大事やと思っています。
あちらも、こちらも、口だけでは あきません。
口では 何とでも言えるんですから。(大笑)
父の他界時には、当時、ご依頼くださっていた方々に
本当に感謝しています。
ご自分の依頼日程として、随分前から予定を組み、
そのつもりで日常の調整をなさっていたにも関わらず、
突然の、日程変更の伺い連絡に 心を寄せて下さいました。
「 当たり前です。すぐお父さんのところへ行ってください。」
「 みずくさいことをおっしゃらないで・・・」
「 他人事とは思えません。」
「 今は(ご依頼人自身が)支える番です。」
数々の心優しい言葉を添えてくださいました。
皆さんのおかげで、父は、この世で多少の悪さをしましたが(笑)
すんなりと無事に辿り着けました。
命日。
これは、私たちの心を鎮める日なような気がします。
あんなこともあったなぁ、
こんなこともあったやん・・・
でも、まあ、元気なんやったら それでええわ って。
そういうふうに 思えたら
どちら様にとっても 良いんじゃないかと思います。
あちらに行ってまでも、
あれしないといけない、
これしないといけない・・・
というような「 手続き 」など 無いのですから。
しかめっ面せんでも ええのです。
命日やお盆やお正月などの行事は、イベントではありません。
人として大切なことが 置き去り、忘れ去られているから、
それを思い出す日だと思います。
思い出したら、日常に混ぜていけばいいだけ。
皆、必ず 他界するんです。
遅かれ早かれ、ね。
命日やお盆だけ 手を合わせたらええのと ちがいます。
普段の、日常から しゃきっと背筋伸ばして、
「 見ててや!」という気楽な気持ちと共に、人らしく生きていく。
頑張らないといけない時は、頑張る。
けど、
ずっと頑張ってることもないと思います。
成功する必要なんか ない。
成功したら、お金持ってたら、人っていうのは群がってくるから。(笑)
自分に、じゃないですよ、持ってるお金と成功というラベルに
くっついてくるだけですから。(大笑)
ええ格好する暇あったら、
言い訳する頭があるんやったら、
普通に生きること、
平凡に生き続けることのスゴさや偉大さを
心から有難いと思えること。
父が唯一(笑)、私に言ってくれた言葉 _
「 遠い実家より、近所の人を大事にしぃや。」
この言葉は、今も私の心を温めてくれています。
お父ちゃん、そうしてるで。
近所の人ら、みんな ええ人ばっかり。
おーきに、お父ちゃん。
(ここ、家賃高いけど、住めるまで住むつもり。大笑)
父に寄せて。
これは、里芋の葉です。畑は満員御礼状態。
狭い鉢で細々とわが家で暮らしています。
里芋の葉には、いつも綺麗な水の玉がころんころん。
吸い上げた水分+里芋内の何かが出てくるんです。
見てください!この綺麗な水の玉!
もう少し寄せて撮りました。
二昔前ほど、Macがこういうグラフィックをパソコンに使い始め、
爆発的に見かけましたね。
自然のものは、自然の美しさが在ります。
Macは好きな方ですが、自然の美しさには到底かないません。
じぃ〜と見入ってしまいます。
雨の季節。道端で頑張って生きている草や花をご覧になってみて。
綺麗ですよぉ。笑