You made my day !

たまには回想を読みたいな・・・と思われている方も

おられるかもしれない、ですね?

約1ヶ月程の長い休養を頂いたあとの初日の回想です。

お待合せ場所にお迎えに行き、サングラスをさっと外されたRさん。

Rさんのお顔に、懐かしさが押し寄せてきました。

( 私が懐かしいと思うの? それとも・・・誰?)

部屋の場所を、家のなかで移動して、初めての交流。

同じ建物でも空間によって空気が違うので、多少の緊張が沸きました。

全ての先入観を捨て、

リラックスとは違う リラックスに入ると、

私の視界に、ひとりの若い男性と高齢の女性が

仲良くたたずんでおられました。

「 おふたり、おられます。

 ひとりは男性。若そう。日本人の体型とは違うな・・・

 髪の色は・・・何色って言えばいいのか・・・

 黄土色? 黄土色。すみません。黄土色としか言葉を思い出せません。

 日本人ではありません。

 髪型は、こうこうこんな感じです。

 背の高さは、これぐらい。」

その後もいろいろと伝わってくることを言ったように思います。

「 こちらの高齢の女性は、、、日本人女性です。」

私に伝わってきた容姿やお人柄などを伝えました。

ご依頼人にほとんど注目しないのですが、

多分、Rさんは泣きながら、何か英語で話しながら、

「 夫です。若くて、髪もそういう色です。」

というようなことを話してくださいました。

「 彼はね、とても勉強が、勉強というか、学ぶこと、

 う・・・ん、学ぶこと?この言葉でしっくりくるかなぁ・・・

 何て言うんでしょうね。単に勉強を勉強として捉えている方ではなくて、

 えっと・・・あぁ、言葉って本当にまどろっこしい!(苦笑)

 変な日本語で済みません。」

「 いえ。おっしゃっている意味はわかります。そうです!

 彼はとても頭の良い人です。」

そのあとも、Rさんは交流に参加しておられました。

彼の言葉(思い)に対しての反応を

言葉や身振り手振りでなさっていました。

「 彼は、とても上手に交流してくれます。」

「 そうですか!」

「 彼は、おちょこちょいと思っています。」

( 彼女がおっちょこちょい? 誰?)

「 何の事かわかりませんが、足下にあるものをよく蹴飛ばしてしまうって。

 覚えていますか?」

「 ・・・いえ、思い出せません。」

「 いいですよ。大丈夫。」と言いながらも

 何かが 私のなかで ” しっくりこない “。

「 彼は頭が痛かったって。ぼぉーとしてしまう。」

「 (驚いた様子で)そうです、彼は脳○○でした。」

「 あ!・・・さっき言った” おっちょこちょい “ですが、

 彼だった。彼は足下がおぼつかないのか、よく足下付近のものを

 蹴飛ばしてしまっていたようです。そういうことね。なるほど。

 そういうことだそうです。」

「 その通りです!脳○○の影響でうまく歩けなくなって・・・」

Rさんは、思い出してハンカチで目を覆っておられました。

しばらくすると、あたり一面真っ白な風景になりました。

「 どこだろう。ここ。あたりは、(低い丘?よく見えない。)真っ白。

 雪かな?・・・

 Rさんとふたりの世界です。彼。自然の中にふたりだけ。

 彼はロマンティックだな・・・そういう気持ちでいっぱいです。

 何も無いんだけど、とても綺麗で、とてもしあわせな気持ち。

 わかりますか?」

Rさんは、わかりますとおっしゃっていたのですが、

私がちょっと違うなと思っていたなかで、

そのうち、はっと思い出された旅行があり、

雪ではないけれど、あたりは真っ白で、

まるで雲のような感じだったそうです。

周りには、何もなくて・・・ふたりだけ。

「 彼は、思い出したんですね。そこが最高に良かったって。」

「 (泣いて言葉にならない)・・・・」頷くRさん。

< また、行きたいな。>

「 また、行きたいって言ってますよ。」

「 はい。奇跡のような旅行でした。到底、彼の状態では旅行に

 行けない状態だったのに。また行きたいって言ってた。」

その後も交流は続きます。

高齢のおばあさんが、アプローチ。

「 おばあさんがね、『 彼はとっても良い人ねぇ〜。』って

 こんなふうに彼の腕をもっておられるんですよ。

 とっても嬉しそうですよ、おばあさん。

 でも、どうして腕を持つの?(笑)」

「 おばあちゃま、イケメン好きでした。(泣き笑)」

「 あぁ、そう! なら、わかった!納得!

 だから、べったりしてるんね、おばあさん。」

Rさんと私は、大笑いしました。

Rさんの涙はもっと深い涙でした。

「 夫はむこうに誰も知合いがいないから、

 おばあちゃんにお願いしていたんです。」

「 だから、おばあさんと一緒に来られたのかもね。

 おふたり、本当に仲良い感じだもの。」

「 良かったぁ・・・」

このあとも交流が続きましたが、

私の回想はいつものように限界。

Rさんから頂いたメールを掲載させて頂きます。

– – – – –

(略)
あの後 電車の中でいろいろ考えつつも
亡くなって以来初めて心が軽やかになりました。
本当にスーッと心が軽くなり自分でも信じられませんでした。

その後興奮のあまり街をさまよい、カフェで夫の写真を眺めつつ
にやけまくり、デパ地下で夫の好きなものを爆買して爆食後
久しぶりに爆睡いたしました。
(日本で覚えた「爆」を使ってみました!)

(中略)

アガサさんだからこそ安心して夫も元気に来てくれたんだと思います。
(おばあちゃままで連れて!)

人様みたいな法要はしてませんが夫と私にとって
とても素敵な○周忌になりました。
なんというか幸せすら感じました。
本当にありがとうございました。

(中略)

私は○○にいる時にアガサさんの存在を知ってから
あー絶対アガサさんに会いに行かなくては・・・
なぜか導かれ何の迷いもなかったです。

(中略)

まだまだ前向きには生きられず頑張ることもできません。
泣いてばかりの毎日ですがアガサさんとお会いして
心の中に何かcoreなようなものができたように感じます。
それを大切にしていくのかなと今は思っています。

– – – – –

Rさんから待ち合わせ場所到着の連絡を頂く前、

静かにしていた私は、

突然、身体中が熱くなってきました。

(更年期かと思うけど。けど、これは更年期の熱さじゃないな・・・)

この熱さはいつもの熱さとは違っていました。

今わからなくても、Rさんが来られた上で伝える必要があれば

私から問わなくてもおっしゃってくるだろうと思いました。

そのことは、いつもの如く、

瞬く間に、私のなかから流れ去りました。

交流の最後の方で、Rさんが彼の闘病中の時のことを

話しておられた時のことです。

ガァ〜っと身体が熱くなってきました。

耳でRさんのお話を5割程聞きながら、

私は自分の身体と意識を明け渡すことしました。

( 思っておられたことを話してください。)

< わたしは チャレンジしていたのです。

 どこまで自分が出来るのか。>

「 Rさん。

 日本語にこういう表現があります。

 ” 命 燃やして ” 。

 彼の思いは、なになにしたくない、とかではないのです。

 ただただ、この今ある命を 印象づけたい。

 自分で自分の命の強さを感じたい、チャレンジしたくて。」

「 (大泣きされながら)わかります。

 彼の医療チームのドクター達は皆「もう無理だ。」と言ってました。

 『 もう逝かせてあげよう。』と。

 彼はそれから○十日も、心臓を動かしていました。

 私は病院に、彼の傍にずっとその間、いました。

 彼のその姿をみて、ドクター達は、

『 奇跡だ。』と誰もが話していました。」

Rさんはとても苦しかったと思います。

彼女は、最愛の夫が生きることだけを願っていたから。

生きると信じていたから。

< ワイングラスをティンティンとスプーンかフォークで鳴らす彼>

「 彼が必ず、傍にいるということを証明すると。

 ワイングラスのようなものをティンティンと鳴らしていますよ。」

ワインはおふたりが大好きだったとのこと。

きっと、ワイングラスを鳴らす、ということにも

おふたりにわかる、私にはわからない、

深い愛の物語があるんでしょうね。

You made my day! & You are my hero!

後日、私にくださったメールに書いてありました。

素晴しい言葉だと思いました。

しばらく ぼぉーとその文字を眺めていました。

明るく振る舞うそのなかに、様々なことがあり、

深い深い悲しみがあり、

けれど、笑顔たっぷり。

無理をしているとは私は思いません。

人間、悲しいから悲しい顔をずっとしているわけには

いかないのです。

無理を承知。

無理を承知で、前に、陽の当たる方向を見つめること。

泣きながらでも、

辛くとも、です。

いつか、必ず。

無理をしなくても心が穏やかになってくるから。

= おまけ =


写真の撮り方が下手ですみません。
頂いたロールケーキです。すっごく大きいんです。
家族全員(人間だけ)できっちり分けて(笑)頂きました。
あと一口、二口というところで、お腹が膨れてきました。
「 あぁ、年ってこういうことかぁ・・・」と私。
「若い時なら、全部をひとりでぺろっと食べれたのになぁ・・・」
「食べたいのが食べられないって悔しいね・・・」
と言いながら、食べたんですよ、自分の分は!
(食い意地が張ってるでしょ。)

すると、ですね↓↓↓


こんなふうにね、絶対来るんですよ、真横に。
そいでもって、こんな可愛い顔をしますね。
「 悪いけどね、本当に悪いけどね、あげれないんだよ。犬だから。」
そんなこと、ごんにはおかまい無しです。

アガサ 葉山在住
天国との対話 愛しい家族との時間
~天国の人々の思いを伝えています~

 

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