何を見て大笑いなさってるの?

Yさんご依頼のこの日、何故だか、私の父がおりました。

( あれ? お父ちゃん。どうしたん?)

父は元気そうで、何か話していましたが、なんと申しますか、

交流は自分のためにはやりませんので、ね。

( 皆、元気やから。ありがとうな。)

1年半振りに父に ” 会い “ました。

実家に帰れずにいる娘に呆れたのかもしれませんね。(苦笑)

Yさんがお越しになり、月日の流れの速さに驚くご挨拶をし、

静かにしていますと、もう 私の視界に入って来られました。

( 最近は、お早いお越しの方々が増えたなぁ・・・もう少し、私に時間をください。笑)

お姿、お年頃、お人柄といったところをお伝えしていきます。

どうやら、Yさんのご主人のご様子です。

印象的なのは、

何かを見て、大笑いなさっている姿でした。

( 何をご覧になってるんです?)

大笑いなさるご主人の笑い声や笑い方が面白くて

つい 私まで口元がニヤけてきました。

「 Yさん、あぁ、おかしい、、、すみません。

 ご主人が何かを見て、大笑いなさっているんですよ。

 テレビかなぁ・・・なんだろう。

 お笑い系のものです。

 腹抱えて笑うっていう程、笑っておられるんですよ。」

「 わかります。寄せとか落語だと思います。」

「 え? 落語? 」

「 はい。よく行ってたんですよ。」

「 あぁ、なるほど。それでか・・・。なるほどね。笑」

昨夜、身に起こったことに納得できた私は、そのことを

Yさんにお話しました。

その話を一段落しますと

視せてこられたのは、

ご自分の農具を片付けておられる姿。

そのまま、Yさんにお伝えしました。

「 主人の農具を片付けろということでしょうか。」

「 いえ。そういうことではありません。」

< 土地は・・・手放したら良いと思う。>

「 畑か田んぼか、半分ぐらいのイメージが伝わってきます。

 手放したら良いと思われているようですよ。」

Yさんは、目をまんまるになさってびっくりされながら、

おっしゃいました。

「 そのことを主人に聞こうと思っていたんです。」

「 そうですか。」

「 以前、アガサさんを通じて主人が言ってたのは、

 <手放すのはちょっと待て。良い人が出てくるから。>

 ということで、丁度その時に言われてた方には譲らなかったんです。

 私も、ちょっとどうかなと思っていたのもありましたので。

 今回、子どもの務め先の関係の方が、とても良い方なんです、

 譲ってほしいとおっしゃって、良い方なので、どうしようかと。

 主人に聞いてからにしようと思っていたんです。

 あぁ、良かった!」

「 へぇ、そうだったんですか。

 ご主人が農具をさっさと片付けておられますよ。」

「 子どもにも話します。」

「 えぇ。そこらへんはYさんにお任せします。笑」

土地のことは、本当に大変なんですよね。わかります。

わが家も相当長い間、大変な時期がありましたので

どうしようか悩まれるのも身を以てわかります。

ご主人は、お子さんのことを話し始められました。

( どの方のことですか?)

< ・・・は地に足をつけていない。

 ・・・あれもこれもと。

 ・・・どっちも付かずになってしまう。

 ・・・結婚のことも含めて、落ち着け。>

というようなやりとりがありました。

大体の意味、おっしゃりたいことはわかるのですが、

実際にそういうことがあるのかどうかの確認をせねばなりません。

「 Yさん、そういうようにおっしゃっていますけど、

 心当たりありますか? おわかりになりますか?」

「 はい。子どものことです。◯男のことです。」

「 そうですか。」

「 今、日本に帰国していまして、本人も悩んでいるようです。」

「 なるほど。」

Yさんには、楽しくやっていくことを話しておられました。

交流が一段落したところ、また、私の父が来ました。

何やら、Yさんのご主人と話しているようです。

「 Yさんとこの交流ですのに、何故だか私の父がですね、

 今朝から ちょろちょろっと来るんですよ。すみません。

 ご主人となんか、話をしているんですよね。

 話題が合うみたいな雰囲気なんですよ。」

そう言った直後、

幼い頃、警察関係の方々の柔道の試合会場に

父に一度だけ連れられた遠い記憶を思い出しました。

これは、推測ですが(笑)、

Yさんのご主人は警察関係で柔道の精鋭。

私の父も警察関係で、柔道をやっていました。

そういうことで、話が合ったのかも しれませんねぇ。

Yさんからのメールに助けて頂くことにします。

– – – – –

(略)

主人が、今も好きな寄席や落語を楽しんでいる事を知りとても嬉しくなりました。
私も年に1度くらい主人を思いながら漫才や寄席には行ってましたが、
心底楽しめませんでした。
でも、これからは主人も一緒に観ていると思って楽しみたいと思います。

また、私の仕事や田畑の事は、聞きたかった事を先に言ってくれた時には驚きました。
(中略)

義母の事も楽しんでほしいという気持ちを忘れず、
食事にでも行こうかと次の日曜日にと声をかけました。
とても嬉しそうな顔を見て、もっと早くすればよかったと思いました。

息子に落ち着くように言っていた事も伝えると、色々考える事も多いようで、
仏壇の前で主人としばらく話しをしていました。

アガサさんのところで話しをさせていただくと、
日常のちょっとした事が、嬉しくなったり、希望になったりしています。

以前は涙ばかりでしたが、今回は笑う事が多く自分の中で変わってきた事を実感しました。

(略)

– – – – –

いつも思うのですが、

こうして、ご依頼くださる方々からの交流後のメールを

頂くことで、私のお粗末な語彙力がぐっと引き締まります。

他界との交流で言われること、おっしゃることに、感心します。

でも、私達の日常に起こる全てのことをご存知だとは

思っていません。

互いの生活を世界を関与することは出来ないのではないかと

思うのです。

最後に決めるのは、私達自身。

あちらからああしろ、こうしろというような指図は言えない。

それは、私達が自分の日常をよく考え、

大事に生きることが大切だからだと思います。

この重い肉体を持って生き、経験することは、実に深いのです。

日常を大事にするということは、

何も大袈裟なことではありません。

綺麗事でもありません。

” 乗り越えられないことなど与えられない “

なんてよく言われますが、

そのような言葉を言えるのは、経験していないから。です。

ご存知のように、

毎日、突発的なことが世界中で起こっています。

どんなに毎日、大事に丁寧に生きたって、

防げないことだって山ほどあります。

悲しいことは悲しいし、

辛いことは辛い。

けど、

それだけが人生経験ではないのです。

人様のちょっとした親切、真心が嬉しく思えることも

あるでしょう? ねぇ。

それも大切な経験です。

ちょっとしたことが嬉しく、身にしみるのは、深いからです。

日常に笑いは大事です。

朗らかな健やかな笑いは、心を温めてくれます。

健やかな笑いは、周囲の空気さえも温めてくれます。

他界の方々の笑いは、

私の心をとらえて離しません。

大笑いなさるご家族の心が ご依頼人の心に

空気を通じて伝わっていると信じています。

私を介さずとも。


いつだったか、晴れた日曜日の散歩で撮りました。
街路樹によく植えてある植物です。
実が赤くなっても、鳥さん達はついばみません。
鳥さん達が食べ頃になると、なくなります。
人間の感では到底真似出来ない、生きていくための感。
自然は何を見てもスゴい。
感の鈍い私たち人間に出来ること、やることは、自然を保護することだけ。


これもよく見かける植物。
えっと・・・なんていったっけな・・・セイタカアワダチソウ!
外来種で、畑の嫌われ者らしいですが、それは一面。
外国ではかなり人気のある植物らしいですよ。
何でも、いろいろな角度から、ですね。

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