ソファの上でボンボン!
お電話を頂く前の静かな時間。
いつもなら瞼を閉じて静かにしているのですが、
そんな気分にも何故だか成れず・・・。
そうこうしていますと、いきなり!
子ども達が数人、3人ぐらいでしょうか、
わぁ〜と入ってきました。
ソファの上でボンボンするんです!
わが家にはソファなどという豪華なものはありませんが
彼らは”ソファ気分”なのです。
とにかく、楽しそうにボンボンしているのです。
< こうやっても(見つからないから)怒られないんだよ!>
( あらまぁ〜・・・あなたたち、元気ねぇ〜 )
そう言いながら、私は大笑いしました。
その言い方といい、楽しそうな表情と言い、たまりません。
子ども達はこれだから大好きです。
子どもらしさがあって良いですね。
そのうち、少し大きいめの子が私に近づいてきたのです。
どうしたのかなと思ったのですが、
楽しそうにしている元気あふれる男の子達を見守っていました。
時間にしてわずかでしたが、とにかく、この子達の楽しそうな様子に
あっけにとられつつ、楽しませてもらいました。
( なんだか、今日の朝から頭が痛いなぁ・・・風邪かな・・・誰かが。)
< ぼく・・・おかあさん・・・かぜ。あたま、いたいんだ。>
( あなたが痛いの? それとも、お母さん?)
私の問いかけなんて聞いてもいないようでした。(苦笑)
遊ぶだけ遊んだら、
< あとでね!>
さぁーと潮が引くみたいに、急に部屋が静かになりました。
( これはこれで、寂しいもんだけど。すごい元気さだったな・・・)
なんだか、私は孫か甥っ子たちが自宅へ帰ってしまったような
気持ちになりました。
Eさんからお電話を頂きました。
しばらく様子をうかがっていますと、来た来た!あの子たちが!
それを確認してから、お電話の前のことをお話ししました。
電話口では、Eさんが安堵されながらとても喜んでおられるようでした。
私がEさんにお伝えしている間も、この子達は、おかまいなし。
好き放題、遊んでいるのです。
( あ!ボンボンしないで!・・・あ、そっか。平気だった。
いいよ、ボンボンして。笑)
伝えながら、子ども達に目をやりながら、忙しくも楽しい時間。
次から次へといろいろなことを見せてくれます。
我れ先と言わんばかりに、座っているお父さんの背中に回り込み、
そのまま、肩に足をのせて、
まるでアクロバットのようなことをしてみせます。
( 危ないよ!落っこちるよ! あ、そうか。大丈夫なんだね。)
苦笑するほかありません。
Eさんにそのままお話ししますと驚かれていました。
「 上のお兄ちゃんがそういうことをするんです!」
「 この子は、自分の方が先に!という気持ちで、だけど、
お兄ちゃんとのことを楽しみながらやっていたようです。
ご主人、大変ですね。だけど、幸せですね。」
「 はい。びっくりしました。でも、嬉しいです。本当に。」
この後もハイテンポで交流をお伝えしました。
子どもは速くて速くて、実況中継も体力が要ります。(笑)
< ぼく・・・いちばん・・・(お母さんのこと)・・・ぼく、おにいちゃんだもん。>
どのように話してくれたのか忘れましたが、こう話しながら
その小さな手でお母さんの肩をもんでいるんです。
家事、育児と大変なお母さんの傍にいて、小さいなりに
労をねぎらっているんでしょうね。
私は、胸がいっぱいになりました。
( いいこねぇ。ほんとうに、いいこ。おかあさん、うれしいって。)
そう話しました。
嬉しそうな、照れくさいような、少しお兄さんぶっている表情が
なんとも可愛く思えました。
他界の様子も視せてくれました。
広い野原のようなところで、ころげるように遊んでいる様子。
もちろん、お友達たちも一緒。
まぁ、よくこれだけ遊べるねと思うほど、遊び倒しています。
( そちらでもおべんきょうとかするの?)
ううん、と軽く手を振られました。
子どもたちを少し離れたところで見守っている男性に気づきました。
その方を描写しますと、どうやらご存知のお身内の方のようです。
Eさんはとても安心されました。
この辺で、早速頂いたメールに助けて頂きます。
– – – – –
(略)
亡くなった次男の◯○がバタバタと走り回る様子、
一人ではないことをお伝えしていただいた時、
一緒にいるのはお空で出会ったお友達なのかな、
それとも去年増えた我が家の兄弟のことなのかな…
と、心当たりがあることをとても嬉しく思いました。
◯○を亡くして、
◯○に導かれるように出会った方々がいます。
同じ病院で、同じようにお子さんを亡くされたお母さんたち。
その中でも、亡くなった時期も年齢もとても近い男の子が、
アガサさんの仰った通りの黒髪のサラサラヘアでした!
アガサさんの横を走り抜けて行った子はその子だったのかもしれませんね^ ^
思えば、◯年と少し前
◯○を喪った時に初めてアガサさんとお話しさせていただいて
「いつも側にいる」と信じることができて以来
○周忌を迎えても、何も変わらない自分がいました。
悲しみも苦しみもやるせなさも、
息子を愛しいと思う気持ちも、薄れることはなく、ずっと心にあり続けていました
姿は見えなくても側にいるということに、迷いも疑いもなくなって、
今日は、◯○が普段どう過ごしているのだろうという思いから、
ご依頼させていただきました。
やりたかったことを、目一杯やってるよ!というのが伝わってきて安心しました。
とてもドタバタしていたようで…失礼致しました^ ^
こども好きだった伯父さんが、
◯○を見守っていてくださっているのも、安心しました。
特徴がピッタリ一致したので驚きました。
どこへ行くにも、常に◯○の写真を持ち歩いていて
朝起きたら一緒にリビングへ降りて行き、
ごはんを食べる時も、お出かけする時も
一緒にいるのが当たり前と思っている私に、
「いつもお母さんの側に」とアガサさんが仰ってくださって、
その言葉がとてもしっくり来ました。
ああ、そんなこともするようになったんだ
そういえば、そんな性格だったなぁ〜
なんて、成長した◯○を感じる事ができて
あっという間の時間でした。
(中略)
主人にも、帰宅したら早速伝えます。
– – – – –
子ども達は、本当によく見ているなぁと いつも実感します。
ずばっと本当のことを言うところが、爽快です。
時に、グサッと来たりします。(苦笑)
そして、
本当に優しい。
今日もそうでした。
Eさんのお子さんのお友達、ちょっと大きめの子が
突然、私に言ってくれた言葉が忘れられません。
( 何故、そんなことを知っているの?)
と思いましたが、そうでした、お見通しでした。
子ども達から思いやりの言葉を話されると、
胸にグッと来て、
鼻の奥がツーンとなって、
目頭がギュっと熱くなります。
わぁーーーっと遊びに来てくれたこと、
人が話していてもお構いなしだったこと、
お母さんにぎゅっとくらいつきながらも引きずられていく姿を
イタヅラ顔で喜んでいたことも、
なんとも 愛おしい子です。
野原で気持ち良くうたた寝をしている可愛い動物を
間近でじぃっと見つめていたこの子は、
しっかりと必要なことを他界でも学んでいるのだと思いました。
自然の姿を観察することは、
子どもにとって、
人生においてずっと大切なことです。
人の手を加えない、自然の姿を
この子はちゃんと学んでいるのです。
=おまけ=
おねだり中のゴンです。特にお芋が大好きです。
お芋さんをふかすと、そのニオイだけでヨダレがだらだら。
左頬というかこめかみにあった大きな腫瘍ボールが色々あったにせよ、
自然に取れてからというもの、食欲がものすごいです。
まるでロボットのように、毎晩夜8時にはバタっと眠り、
毎朝5時過ぎには動き回ります。
その間、ひたすら、食べ物ばっかり探しています。
「食べて出す(失礼)」という流れが健康のバロメータ。
多少の手間はかかっても、食べるものは手作りが一番だなと実感しています。
アガサ