ひとりひとり、共に歩む同志。

良いお天気が続いているGW。

いかがお過ごしでしょうか?

先日、ご家族の他界をご経験なさった方々の会にお招き頂きました。

会場は、あるお寺さん。

お掃除も空気も、行き届いたお寺さんでした。

建物や敷地といった空間は、そこに住んでいる方の心や精神が

感じられますね。

お寺、神社、教会といったところだからといって、全てが全て、

清々しい気持ちになる・・・というわけではありません。

” 人と、成り ” が、やっぱり影響されるのだと、あらためて実感しました。

極度の方向音痴な私は、出張の場合には、迷う時間も見込んで

自宅を出発します。(本当に酷いんです。)

このことをご存知だったかどうかはわかりませんが、

電車の時間や乗り継ぎまでご連絡くださいました。

幹事の方々が細やかな気配りと準備は、私も含め、

ご参加される皆さん全員に及んでいました。

幹事の方々も、深い悲しみを経験された方々です。

悲しみに浸り続けるご自分からその時だけでも逸脱され、

家族を亡くした方々のことを思い、気遣っておられました。

名前も住む場所も一切聞かない、尋ねない、人様のために動く_

その原動力になっているのは、” 思いやり ” だと思います。

ご自分達も深い悲しみと辛さを経験されているなかにあって

” 人様のために ” と細やかに動かれるその姿は、

本当にキビキビとなさっていました。

私が会場に到着した時、忙しく動き回れる幹事の方々の姿を

目にした時、まるで、旅館の裏側のようでした。

本当にお忙しい彼女たちの邪魔にならないようにと控え室で

考えてきた談話の紙を眺めることにしました。

( 準備しても、その時になると話の内容が変化するもんな・・・)

まぁ、それは致し方ありません。

成るようにしか、成らないのですから。

時間になり、会場へと向かいました。

約30名程の方々がご参加くださっていました。

(でも、もっとぎゅうぎゅうでした。)

1時間半の持ち時間は、あっという間。

お話の最後の方では、ご参加くださっている方々の

“ご家族の皆さん”のお気持ちも相まって、感極まりました。

途中、私自身が話せる状態になるまで、数秒、時間が必要な時も

何度かありました。

霊媒という者自体をご存知ない方々もおられる_

それで自然だと私は思っています。

家族の他界がこんなに辛く、悲しく、寂しいものだとは

思わなかった方々を目の前にして、

「 あちらの世界ではね・・・」

と、知ったかぶりをするような、空気を読まない身勝手極まりない振舞い、

軽口をたたくような、”人で無し”のようなことは言えない、言わないです。

普通の神経ならば。

かといって、慰めることを目的とすると慇懃無礼的になると思っています。

慰める、救う、癒す、などということは、

誰かにやってもらうことではないと思います。

それは、自然に起こること。

意図的にやって、出来ることではありません。

持ち時間が終わったあと、会場の空気は明らかに変わっていました。

にこやかな、自然な笑顔に変わり、

おひとりおひとりの周りの空気が、柔らかさを帯びていました。

詳しくは知らないのですが、

この方がキッカケで「◯◯○会」が発足されたようです。

その方からのメールの一部を掲載させて頂きます。

– – – – –

(略)

ご感想を数多く頂きましたので、ご紹介いたしますね!

●日々の生活を改めて考えさせられ反省もしました。これからは、楽しみを共有しながら生きたいです。

●会場は参加者だけでなく、愛する方々も一緒にいて、皆で話を聞いていたような気がします。

●ツナグお手伝いをしてくれる方がいらっしゃると知り、支えが出来ました。

●心の持ちようについて深く考える機会を与えて頂きました。

初参加の方も、毎回参加してくださる方も、笑顔で帰られたのが印象的でした。

(中略)

皆さんとのお出会いは、「家族の死」という悲しい出来事がきっかけでしたが、私はこう思うんです。
ご縁がある人とは、きっかけがどうであれ、いつかは出会える運命だったと。
それがたまたま、「家族の死」だったというだけのこと。
そうでなければ、平凡な私の周囲に、同時期に、あれだけの素晴らしい同志の皆さんが
集まるなんて、考えられません。
皆さんと出会うことは、ずっと前から決まっていたことだと。
家族達があちらの世界で出会うことも、ずっと前から決まっていたことだと思うんです。

(略)

– – – – –

こうした集まりというのは、いつしか、問題が出て来るのが常。

人が群れれば、やがて、小さなグループが出来ます。

人が群れると、様々な人間模様は、避けて通れないのかも。

そこには、欲が絡むからだろうと思います。

ところが、「◯○○会」は、例外だろうと思えます。

“お名前、お住まい、ご事情を聞かない。

集まった人達は、同志。

限られた時間、泣いたり、笑ったりして、話すだけ。

ただ、それだけなんです。”

というようなことを聞いたように思います。

多くを聞く必要が無い、のです。

根掘り葉掘り、聞く必要など ありません。

存在を大切にしたいし、思いを大切にしたいから。

雨の日もあれば、晴れの日もあるし

嵐の日もあれば、穏やかな日もあります。

人生って そういうもんですよね。

毎日って そういうもんだと思います。

人間、良い時には、何にもわからないんですよ。

困ったり、辛い目にあって 初めて、いろんなことが見えてくるって

そう思っています。

自分の人生経験から、そう実感しています。

霊媒だからって、あちらや何とかの話ばっかりしてるようじゃぁ、

ねぇ。(大笑)

辛くても、

悲しくても、

嬉しくても、

楽しくても、

いつも ” 人と成り ” で在り続けたいと思います。

◯○○会の皆様、有難うございました。

また、いつの日か。

5/9追記:
ご参加費の一部を下記団体様へ寄付致しましたことをご報告致します。
シャイン・オン!キッズ様「ファシリティドッグ」プログラムへ


愛犬の散歩道に咲いているお花たち。
このお花は、野花ではない、、、と思うんですが。
畑をされている方が種を蒔かれたんじゃないかなぁ?
5月になり、新緑がとても美しいですね。
緑、黄緑が無限にあるかのように思えます。
有難いですね。

アガサ

+3

5件のコメント

  • もし 自分も許されるのであれば行ってみたい会です
    どうすれば参加できるのでしょうか

  • 初めまして。ちーちゃんさんのブログから、たどり着きました。主人を肺がんで1月に亡くしました。病気がわかってから、三カ月ちょっとで逝ってしまい、生前から無口な人でした。主人の思いを知りたいです。私は福井在住で病院に勤務していて、休みが取りづらく、どのようにしたら霊視していただけるのでしょうか?よろしくお願いします。

  • こんばんは
    アガサさんのブログに助けられています。
    私は今年の3月に娘を病気で亡くしました。
    小さい頃から入院手術を繰り返していました。辛い時も文句も弱音も吐かずに頑張ってくれていた娘でした。亡くなる3ヶ月前からは、動けず、食べる事も、話す事も意思の疎通も出来ない状態でした。娘にとっては辛かったと思います。
    アガサさん、娘。亡くなった人は49日が過ぎても側にいてくれていますか?
    もう辛い思いをしていませんか?
    亡くなるとどうなるのでしょうか?どこでどの様に過ごしているのでしょうか。
    この世で辛い思いをたくさんしてきた娘が亡くなってからも、辛い思いをしているのではと案じています。どうか教えて下さい。よろしくお願いします。

  • こんにちは。
    今日は暑いですね。暑くなったり、寒くなったりで体調を崩されないようになさってください。
    お子さんのことをご心配なさるお気持ち、どうか、安心なさってください。
    肉体の不調や痛み辛さ苦しみというのは、持ち越されません。安心なさってください。
    交流を依頼された時、" ご家族 "の記憶として、身体の痛みなどを知りますが、今も痛いということではありません。
    何日過ぎても、家族のことを思うのは、ご本人の自由ですから、安心なさった方が良いです。
    他界するとどうなるか?
    どこでどのように過ごしているのか?
    皆、一律で「このように過ごされています。」というのは私には言えません。
    これは、ひとりひとり違うように思います。
    暗闇や、一人寂しくおられる・・・これは今迄伝えられたことがありません。
    こちらで辛い思いをしているから、ずっと辛い思いをしている・・・というのは親心です。
    親ならば子どものことを案じて自然ですが、そのご不安は払拭なさった方が良いと思います。
    拙ブログに回想を書かせて頂いておりますので、心落ち着けて、お読み頂ければ少しでも安心なさると思います。
    皆さん、ハツラツとなさっています。お元気です。
    元気なんだよとアピールされる程です。
    辛い思いをしています、泣いていますとおっしゃる霊能者さんや霊媒さん、その他の方々もおられると思いますが、それは、親や家族といった私達の不安を読み取っておられるだけです。ですので、そうしたことが書かれている本などは読まない方が精神衛生上、大切だと思います。
    お子さんは、お元気ですよ。
    私たち家族の辛さ悲しさ寂しさは消えるもんではありませんが、お元気でおられることを心に描いてください。
    元気でないわけが、ありません。

  • 返信コメントありがとうございます。
    娘は元気でいる。
    その言葉を聞けて少し安心しました。
    娘はいつもニコニコ笑顔で、たくさんの人に可愛がられていました。
    きっと今も色々な方が側にいて可愛がられているのでしょうね。
    お忙しい中、突然のメールに返信下さりありがとうございました。
    アガサさんも体調崩されませんように。
    またアガサさんのブログを落ち着いて読ませていただこうと思います。
    本当にありがとうございました。

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