数年前に耳にした名前
夏至の日に、ある一通のメールを頂きました。
とても丁寧な日本語で
” 偶然にもこちらのサイトを拝見致しまして、
他界より導かれたものと感じて居ります。”
と書かれていました。
文の美しさに感心しながらも、ご依頼人のお名前に目が留まりました。
( 何故、目に留まるのかなぁ・・・)
時が止まったかのように見入っていました。
約3ヶ月後、お約束の前日のことです。
< アガサさん、明日 よろしくお願いします!>
交流時以外はどこまでも抜けている私は、びっくり。
とても柔らかで明るい女性の”声”に、我に返りました。
妙に親近感を感じます。
( あ、はい。こちらこそ・・・です。)
あぁ、びっくりした。
8月末以降、ちょっと気が抜け過ぎてるなぁ〜。
いかんいかんと思いながらも、ぼんやり。
当日の朝、
早速、女性は私に”あの手この手”で伝えて来られました。
そして、
< ◯○。夫です。前に話したことがあります。>
と女性がにこっと笑って、さらっと話されました。
( え? 前に、ですか? )
しばらく、薄い記憶が近くに来るまで待っていました。
( ◯○というお名前を確かに聞きました。でも何年も前ですよ!
本当に? Kさんのこと?
あなたはそんなに待っておられたの?)
にわかには、信じられませんでした。
( そんなことって・・・ 本当に?)
しばらく、私は立ち尽くしていました。
この世の人は嘘をつきますが(苦笑)、
他界の人から嘘をつかれたことはありません。
本当に奇妙な一致でした。
お待ち合せ場所にKさんをお迎えにいきました。
頂いていた丁寧な文面からして想像していたより
ずっとお若い男性でした。
とても懐かしい、不思議な錯覚が交差しました。
少しお喋りをしてから、静かに交流へと移っていきますと
嬉しそうに来られた女性。
( この方だ。)
その方は、前日からの女性でした。
< (Kさんの)おかげでとても幸せです。>
「 Kさん、この方はあなたのおかげでとても幸せです、とおっしゃいます。」
「 彼女は、このあたりがとても痛かったと思います。私も実際痛かったです。(苦笑)」
「 はい、わかります。」
< 痛いところをさすってくれていました。>
( うわぁ、そうですか! Kさんは優しいですね!)
「 彼女のその痛いところをさすっておれたのですね。
”とても嬉しかった、痛みが和らぐようだった” と感謝なさっています。」
「 はい、よくわかります。」
< ・・・◯◯○ >
「 どなたかの、お名前です。△○○、または、◯○○。このように聞こえます。」
「 ◯○○。彼女の母の名前です。」
「 そうですか。ありがとうございます。詳しく聴き取れなくて申し訳ないです。」
「 いえ。」
< 今も、ずっと愛してる、と伝えてください。>
「 Kさん、奥様が『 今も ずっと愛してる。』と伝えてほしいと言われました。」
Kさんの方をほとんど見ませんでしたので、
どういう反応をなさっていたのかはわかりませんが、
嬉しいと思います。
この後、
ある外国の博物館か美術館の建物を私の目に写してくださいました。
視たままをKさんに伝えていくうちに、
彼女がご主人の将来へのアドバイスへと結びついていきました。
その方向は何となく、Kさんご自身もおわかりになるようでした。
< あのことを >
( あのこととは?)
彼女は「あのことというのは、ほら、あのことよ!」と
ぐいぐい押してこられます。(笑)
( あぁ、” あの ” ことですね。)
こちらで、こそこそもじもじしていても仕方ありませんので
Kさんをお迎えにあがる前にお名前のことを話しました。
「 何年か前に、私が心静かにしていた時、まぁ、瞑想みたいな感じですが
その時にですね、◯○という漢字を言われました。
優しい女性の声で、おっしゃったんです。
Kさんのお名前の、この漢字です。
その当時は、何だろう? どなただろう? とは思ったのですが
固執するタイプではありませんので、自然に任せました。
要するに、もうすっかり、忘れていたんです、そのことを。
今朝、奥様が話しかけてくださっていた時に、
そのことをおっしゃったんです。
そりゃもう、びっくりしました。
こういうことってあるんですね。(笑)」
Kさんは、いろいろと思いあたる節があるかのように
言葉を選びながら、自然と身についた美しい言葉使いで
大切そうに話されました、
「 そうですか。
・・・実は、妻の名前は ◯○○といいます。
アガサさんのお名前と同じです。」
「 え? そうなんですか! びっくり。」
交流を始める前の余談の際中に、
なぜ、アガサとしたのか等を話していました。私の名前をお聞きになった
Kさんは偶然の一致にさぞかし驚かれたと思います。
そう言えば、
Kさんから頂いたご依頼メールにそのようなことが書かれていました_
” 偶然にもこちらのサイトを拝見致しまして、
他界より導かれたものと感じて居ります。”
って。
数年前に耳にしたお名前の方、Kさんとお会い出来ました。
愛するご主人との交流を心待ちにされていた奥様の
あの喜びようは、まさに 太陽のようでした。
燦々となさっていたのです。
ご主人は、まるで月のような柔らかさと美しさ。
「 彼女が太陽で、私が月です。」
ちょっと照れたお顔で そう話してくださったのが
印象的でした。
今後も奥様と共に歩まれる人生を かげながら楽しみに
させて頂こうと思います。
それにしても 不思議な偶然!
久しぶりの登場です。
野良愛猫ぺこ。ちょっと”おばちゃん”っぽくなってきたと家族達が言います。
(口、悪いですよねぇ〜)
ほぼ毎日、ご飯を食べに来ます。
時々、顔を出さずに ほっつき歩いている日々もあります。(苦笑)
気候が秋へと移り変わってきてからは、ボロいウッドデッキでお昼寝を
する姿も見かけるようになりました。
今年の冬にそなえて、頭をひねる時期が近づいてきました。
去年の発泡スチの家は・・・かなり臭くなったからなぁ・・・
寄り付きもしないだろうなぁ・・・
まっ、なんか、考えます!
アガサ