ほら、吸ってないよ!(笑)

Mさんから頂いたメールの一部です。

– – – – –

(前略)

今日はお電話するまで緊張していたのですが、やさしくお話しいただいて
私もいろいろとリラックスしてお話しすることができました。
アガサ様のお話を通じて、今も主人の魂がいることを実感でき本当に
うれしかったです。

今もそばにいてくれることが多いとお聞きして、きっとこんな私を残して
いってしまったので心配なのだろうなーと思います。
ずっと主人に頼り切りな結婚生活でしたので・・・

お腹が空いているというのも、ごはんを作らなくなってしまった今の私の生活を
心配しているのかなとか、
花を育ててみたらというのも何か愛情を注ぐものを持った方がという主人の思いを
感じました。

生きがいを持てなくなって途方に暮れていましたが、主人の魂を感じることが
できましたので、少しづつ食事の支度や植物を育てたりといったことから
始めてみようかと思っています。

また、主人が今は元気できっとおばあちゃんと一緒に居るのかなということもホッと
しました。

どうしても病気で苦しんでいた最期のことを思い出して私も辛いことが多いので、
今の元気そうな様子をお聞きしてとてもうれしかったです。

そしてたばこのことはびっくりでした。
ヘビースモーカーだった主人は病気がわかりたばこをやめたのですが、しばらくは
吸いたくて辛そうでした。
亡くなるまで1度も吸いませんでしたが、それを自慢したかったのかなー
ユーモラスな主人らしいなと思いました。

昨年末からずっと精神的なものからか体調もいまひとつといった感じでしたが、
今日は久しぶりにすぐそばにまるで主人が現れてくれたように感じられて
気持ちが浮上しました。

これからも悲しみの感情の波がやってくると思いますが、主人の存在を信じて
自分なりにやって行こうと思います。

– – – – –

Mさんのご主人は、数週間前から来られていたと思います。

あちらのそうしたルール?のようなことに、私は一切 関心がありません。

私が決め込んでしまったら・・・

そう思い込んでしまったら・・・

きっと、誰にとっても善いことは無い と思うのです。

礼儀は尽くしますが、決め込む思い込むということは

努力して致しません。

以前から不思議に思っていたことですが、

ご依頼を頂きますと どうやら 当日よりも早くに 私の近くへ

お越しになるのだな〜・・・と思われます。

時には、どどっと押し寄せて来られたりすると、

どなたがどなたのご家族なのか、わからなくなります。

内心は、

( 順番を守って頂ければ、私は楽なのに・・・苦笑)

と思ったりしてしまいます。

自由で良いんですよと、すぐに思い直しますけれども。

そりゃそうですよね。

家族や大切な人と話せる(交流する)機会を得れるのですから、

待ち遠しくて普通。

当日は、あれもこれも話したいけれど、

全部が全部 スムーズに伝えれるわけではない。

一語一句、自分の思っているとおりに伝わるわけではない。

だけど、要点は伝えたい_

それが思いだと思っています。

この考えが正しいかどうかは、わかりません。

それは、私の、他界の方々への思いやり。

誠意のようなもの、かもしれません。

いろいろとお伝えしている際中に、Mさんのご主人は、

足元に 短い、白い、小さなストローサイズのものを

落とされていたのです。

( ストローみたいだけど、それではないなぁ・・・)

空洞ではなかったからです。

ぼやけて見えていますが、どうやら煙草のようにも見えます。

そのままをMさんに伝えますと、

「 主人は ヘビースモーカーだったんです!」

とのこと。

「あぁ、なるほど。それで、ですか!」

と私。

「 私は煙草は吸わないし吸ったこともないのでよくわかりませんが

 焦げたようなところはありません。匂いもありません。

 真っ白なんですよ、それらは。

 吸っておられませんよ、煙草。」

「 約束、守ってくれているんだ・・・」

そうしみじみとおっしゃいました。

家族ってスゴい!とあらためて思います。

ちょっとしたことでも、わかるのですから。

Mさんがどれだけ感激なさったのかは、ご本人でないと分かりません。

家族だから、大切な人だからこそ、言葉ひとつの大きさが

心身にしみ通るのだと思います。

< 空いている鉢がひとつあるんです。それに、何か好きなものを

 植えて育ててほしいと言ってください。>

( ひとつ、ですか?)

< ひとつ、です。>

( わかりました。)

Mさんにそのことを伝えますと、びっくりされていました。

「 主人が言うように、ひとつだけ空いている鉢があります!

 知っているんですね。」

「 そのようですね。Mさんが何か育てる育む楽しみを一緒に

 なさりたいようです。」

そう伝えますと、ご主人は、満足そうな表情でうんうんと

頷いておられました。

家族の存在、大切な人の存在は、およそ、生きている時には

分からない程の大きさです。

自分でもびっくりします。

ぽっかり空いた胸の内の大きな空間は、

そのままにしておくためではなくて、

いつか そのうち 温かいものが育まれていくためのもの。

それが、植物であっても 小さな動物であっても

ご自分の手で作り出すものであっても、

なんであっても、良いと思います。

何かを愛でる、愛する、可愛がる、ほっこりするというのは、

私達の心に 命の輝きを与えてくれているのだと思うのです。

寒い毎日で、大雪ですが、

皆様 どうぞ お身体を大切になさってください。

人間にとっては 不都合な天候ですが、

寒い時には寒いなりの、

自然界には、とても必要なようです。

人生においても、” 寒さ ” は 必要だと思います。

いつか、” 温かさ ” に とってかわっていきますから。

アガサ

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