暑中お見舞い 〜 標高2,000mのひととき 〜

もうすぐ立秋ですが、日本全国酷暑。

なんとか、お過ごしですか?

皮膚のことがあり、虫が苦手なこともあり(苦笑)、

ほとんど外出しない私ですが、

先日、美ヶ原高原を歩いてきました。

午前3時過ぎに自宅を出て、車に乗ること1時間と少し。

駐車場までの風景に、息をのみました。

東山魁夷画伯の描かれる世界でした。

画伯を知ったのは、中学の国語の教科書。

東山、魁夷という音から来る響きに惹かれました。

描かれる絵に氏の”人と成り”が感じられ、

東山画伯の歩んで来られた人生を想像し思いを馳せ、

会ったこともない人の足跡に心の静けさを感じていました。

授業中の先生の声も聴こえず、氏の絵と文章に引き込まれる瞬間でした。

それから40年過ぎた私の目の前に、画伯の風景画が、

広がりました。

真の感動は、言葉には出来ません。

全身の毛穴から皮膚から何かが剥がれ落ちてゆき、

詰まっていたものが出、懐かしさと新鮮さが入り混じりました。

今の自分だから、このタイミングだから・・・

の出会いだったろうと思います。

暑中お見舞いということで、標高2000m級のひとときを

静かに味わって頂ければ幸いです。


到着は午前4時半過ぎから5時前だったと思います。
空は随分明るくなっていました。上着を来ていないと寒いです。


雲海。
まさに、雲の海。
日本語の美しさに心惹かれます。


日の出を見ると厳かな気持ちになります。
子どもの頃から早起きで、小学生の頃、夏休みは、祖母と一緒に自宅の周囲を
掃き掃除していたのを思い出します。早朝が好きなのは今も、です。
この山奥に越してきて、なぜか小学生の頃の感覚に戻ったような気がしました。(笑)


頂上には、牧場があります。
夏の朝晩は良いだろうなぁと思いましたが、昼間はやっぱり暑いんじゃないのかな?
木陰になるような木も無いし、大丈夫かなぁ・・・。
(管理される人がおられるのですが、それでも心配してしまう私です。)


美しの塔まで、駐車場から結構な距離がありました。
駐車場は表と裏の二カ所あるそうで、わが家は混むのを避けて、裏駐車場に停めました。
なので、美しの塔まで距離があるんだそうです。
おかげで、この日は、久しぶりの1万歩突破。(苦笑)
運動不足の私は、翌日、内転筋に久しぶりの筋肉痛でした。


塔の右あたりに、うっすら お月さんです。


頂上には、電力会社やテレビ会社、携帯会社のアンテナが建っています。
そのおかげでしょうね、携帯のアンテナは4本表示されていました。
(半分の標高にも満たない自宅では、携帯アンテナにバッテン印がよく付きます。)

天空に牧場があって、人工的なものがあって、不思議な風景です。


午前7時近くです。随分と雲が消えました。


山の中で咲くお花よりもちょっと大きめで活き活きしています。
お花もやっぱり、暑過ぎるのは辛いのでしょうね。


花火のようなお花でした。
グリーン&ホワイトの配色は やっぱり 落ち着きます。

皮膚炎についてのアドバイスを、メール頂き、本当に有難うございました。

おかげさまで、予想よりずっと早く、よくなってきたように思います。

発症から5ヶ月目に入り、皆様のおかげで、皮膚状態も底を感じ、

治っていくと思えるようになりました。

本当に 有難うございます。

今朝、なぜか、昔の歌謡曲が頭に浮かびました。

水前寺清子さんの「365歩のマーチ」。

覚えているサビの部分だけでしたが、

人生そのもの、人生の歩き方をわかりやすく、元気よく

歌詞に盛り込んでおられるなぁ〜

とあらためて感心しました。

昔の歌は今とは違い、シンプルで人情が厚いので、落ち着きます。

暑い毎日ですが、陽の傾きと長さが随分と変わってきました。

今のところ、四季がある日本。

酷暑でも毎日少しずつ、秋に向かっているのだと肌で感じます。

立秋はまだまだ暑いですが、あっという間に月日が流れます。

秋支度、冬への準備も考えようと思います。

どうぞ、お身体と心をご大切に。

アガサ

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