うたかた(泡沫)のようだけど 〜 ある早朝の訪問 〜
8日程前のこと。
早朝だったと思いますが、とても印象強い夢?を見ました。
車の中で何かを話しておられ、車を停め、外に出て来られ、私に
何かを話しかけてくださっていた60才過ぎぐらいの男性。
車内におられる時はそれほど感じなかったのですが、車から外に
出られますと、「 背、おっきい(高い)」と思うほどでした。
赤い上着を着ておられたのが、とても印象的で、
乗っておられた銀色の車への愛情が空気を通して感じられました。
( この方は、車が好きなんだなぁ〜。大事にされているんだなぁ。)
そんなようなことを思っていた私は、目がパチっと開いたというか
身体を起こしましたら、朝4時半前。
いつもの、起きる時間でした。
夢には、2種類あると思っています。
ひとつは、脳の整理。起きている時に見聞きしたことや経験したこと、
感情が大きく揺れたことに関してを整理しているもの。
もうひとつは、他界(霊界)と自分が行き来するもの。
肉体を動かしている間は、肉体中心生活ですから、肉体を休めている
睡眠中にその時間はやってくるようです。
後者の方の夢は、ほとんど見ません。(と思い込んでいます。)
特に自分にとって会いたいなと思う家族や親戚を、夢で会いません。
ですから、余計に、強烈なのです。
早朝、まだ夜が明けていない外をぼんやり眺めながら、
こう思ったのです_
( 普通の夢とは違う。絶対、違う。どなたかのご家族だ。
必ず、伝えないと。いつか、あなたの家族を見つけますよ!
・・・でも、どうやって? )
探す術などわからなくとも、です。
その日のご依頼人様に尋ねたのですが、心当たりなし。
次の日のご依頼人様も、心当たりなし。
単なる夢、だったのかな・・・
でも、あまりにも、普通過ぎる!
普通に、そこに(私達と共に)おられる感じがする!
必要なことが起きるのだから、焦らなくていいかと自分に
そう話しました。
1週間程したある日、その日のご依頼を前に部屋の片付けを
していましたら、しばらく忘れていたその男性のことを思い出しました。
( そうだった。この方のご家族を探すことを忘れてはいけない。)
そのように思いながら、また、片付けを続行していました。
そして、お約束の時間。
何故だか、その男性のことを話さなければいけない気になりました。
と思ったら、口が動いていました。
「こういう方で、こういう印象があって・・・」
そのように話していました。
Kさんは、「主人だと思います。主人です。」とおっしゃる。
ええ?!と、正直 思いました。
ア「 1週間程前なんですよ。車をすごく大切になさっているんです。」
K「 主人は、車をとても大事にしていました。自分で修理もしてた程です。」
ア「 1週間程前、具体的に居ますと、9月○日の深夜か、翌日◎日の朝方です。」
K「 9月○日は、主人の命日です。」
Kさんは、スカイプ(動画)越しに泣いておられ、
私はびっくりしたまま でした。
これ以上、何を私が言う必要があるだろう。
赤い上着、背が大きい(高い)、車を大事にしている、しかも、シルバーの車。
これだけ 一致するって、偶然ではない。
しかも、ご家族のKさんが、そうおっしゃってる。
赤い上着は、ご家族から贈られた大切な物のようでした。
Kさんより頂いたメールの一部を掲載させて頂きます。
– – – – –
(略)
実は先日のアガサ様のブログで、
お父様が息子さんにアガサさんのところに会いに行くように話しかけられ、
それでアガサさんのところに、お見えになった話をよみました。
それを読んで、私もアガサさんのことを主人に話しかけていました。
側にいて、色々見守ってくれたり助けてくれるのはわかるけど、
おしゃべりがしたいから、できるようになると嬉しいねと話しかけました。
だから、アガサさんのところに、行ってくれたのだと思います。
服装にはあまりこだわらない私達でしたので、何年も真っ赤というより、
エンジ色のジャンパーをよく着ていて、それであちこち、ドライブに行きました。
また、◯◯◯◯◯◯◯◯◯という競技を学生時代からずっとしていて、
練習ウエアとして、息子のお下がりの赤のオーバーウエアを毎回着ていて、
それはお棺に入れてあげました。
どちらを着ていたのだろうとは思いますけど。
(ア:息子さんのお下がりの赤い上着の確率が高いです。赤で贈り物のようでした。)
(割愛)
一人暮らしで、働くこともしていないうえに、ものぐさな私ですが、
こころを温めて丁寧に生きていかなければいけないと思います。
– – – – –
睡眠により、肉体を休めている間に見る夢は、うたかた。
漢字の持つ意味の通り、水の泡のようです。
それをはかなく思ってしまうのは、少し違うと考えています。
会いたい家族、会いたい人の夢をご覧になる方と、
ご覧にならない方がいます。(私は後者です。)
このことをご紹介した意図は、他界というのが在るということ。
Kさんからは初めてのご依頼。
面識もなにもありません。
Kさんがホームページやブログをご覧になってご連絡を頂き、
双方のスケジュールを合わせて、日時を決めただけ。
Kさんが、ご主人に話しかけられたことが、ご本人の妄想ならば、
全くの他人である私が早朝にその男性から印象付けられないのです。
赤い上着を来た背が大きく(高い)、車を大事にされている60才過ぎの男性。
しかも、シルバーの車。
相手を大切だと思う愛情と長年に渡って築かれた信頼があって、
そのような大切なものを、第三者の私にも分けてくださっていたことが
心にズシンと響き渡ります。
うたかたの夢、と昔から言われますように、
交流もまた、うたかたのように思われます。
しかしながら、
交流には、依頼人、大切な方、そして、私の三方が
それぞれに対して 心から大切に思う思いやりが
美しい調和の輪のように幾重にも広がるのだと思っています。
ご自分をものぐさとおっしゃるKさん。
こころを温めて丁寧に生きていかなければ・・・と思われるだけで
随分と日常が違ってくると思います。
そして、
決して、孤独ではありませんよ。
= おまけ =
今朝、りんご散歩の時に携帯(シニア携帯)でパシャ撮り。
どうしても気になったんです、空の雲が。
いろんな形の雲が見れますから、秋の空は爽やかです。
秋の雲といえば、巻雲、巻層雲です。
高いところで発達する雲ですから、秋の空は ” 天高く “見えるのです。
確か・・・エベレストぐらいの高さよりもうちょっと上ぐらいと昔、
図鑑か何かに載っていたと思います。(違ったらすみません)
夏の雲は、富士山よりももっと低い位置で出来ますから
秋空はよけいに、爽やかに感じられるのです。
アガサ