良かれと思って 〜 ご同席について 〜
ご同席について、あるいは、交流を経験されたことについて
後日、ご家族またはご友人にお話しになることへのお尋ねを
度々頂戴いたします。
( お気持ち、とてもよくわかります。)
それでは、私の経験によるものと考え方を混ぜてのお返事を
述べさせて頂きます。
– – –
ご質問についての私の考え方です。
こうしたことというのは、大変微妙なことだと考えています。
私自身、自分の家族達であってもあまり言いたくはありません。
聞かれても、です。
仲良し同士でも、家族同士でも、ひとりひとりの考え方や感性、
人生経験は違います。
例えば・・・
あなたが、ご家族(またはご友人)の事を思い、
” 良かれ ” と思って話されたとします。
あるいは、「同席してみる?」と誘ったとします。
その方にとっては、突然のことでショックを多少なりとも
受けられるでしょう。
考えもしなかったジャンル?のことですから、驚いてしまったり、
空気が固まってしまうのは当然です。
ご家族やご友人が驚きながらも、その次に湧き出る感情や考えは、
「 騙されているんだよ」、「アヤシイよ」というものだろうと思えます。
仕方ありません。
私も、アヤシイことは大嫌いです。
世間で言われている”スピリチュアル”というのには、
嫌悪感を持っています。
ほとんどの団体においては洗脳的ビジネスであることも
見聞きしています。
正直であり続けても、全くご存知ない方からすれば、私も
他と同じように思われてしまうものだと自分自身を捉えています。
努力し、質素に暮らし、ご依頼人・他界された方を尊重していても、です。
一部の人達の我欲に満ちた言動と行動が全てとなってしまうのは
致し方ないことです。
霊媒というは、一般的にアヤシイ者扱いです。
実際、霊媒や霊能者、ヒーラー、セラピストなどの9割は
「アヤシイ」と思います。
” 良かれと思って話したのに・・・ “
ご依頼人の方々からのご報告メールで、このように苦い思いを
なさった方々は多いです。
相手のことを思われて、親切心からなさったのに、
不穏な空気となってしまい、ご自分もショックを受けてしまうのです。
思いやりからそうなさったのに、双方がショックを受けてしまうのは、
何だかなぁ〜と気の毒に思います。
見方を変えますと( 静観、客観的視点 )、
これを教えてあげれば・・・
同じ経験をすれば・・・
これらは、 ” 思いやり ” に非常によく似ています。
けれども、実は真の思いやりではないのかも・・・
私自身の経験からもこう思えています。
長くなりましたが、
こうしたことは、” 誘わない・話さない・誘わない ” が
どなたにとっても良いように思われます。
つい、経験しますと誰かに話したくなるかもしれません。
その一歩、半歩手前で立ち止まってみること。
自分の考えとやろうとしている行いを検証してみること。
私の場合は子ども時分の頃からのことで「恐い!」が
先にありましたから、そんなことを他言できるわけもありません。
言わない話さない歴30年以上経ちましたが、
結果、それで良かったと思います。
我慢が美徳と思い込んでいませんが、このことについては
自分のためにも周囲のためにもなったと思っています。
” 目に見えない ” とされているこのようなことについては、
心のなかで温めるものだと思います。
それが友情であり、愛情だと思っています。
きっと、必要があり、縁があるのなら、ご本人自らが
そうなさると思います。
交流することが一つの方法ではなく、人それぞれだと思うのです。
愛情表現、友情表現というのは、
大きな深い悲しみを経験した者同士でも
全く同じではありません。
そのことを空しく思うのではなく、相手を尊重するということは
そういうことなのだと思えます。
決して、連帯感が友情でも愛情でもないのです。
ひとりひとりの感性、考え方、生き方は、尊重されてこそ
自分の内で省みることが出来るのだと思っています。
省みることで、選択する自由さと責任も実感出来、
経験したこと、苦しみもまた 咀嚼できるようになってから
物事の奥にある大きなものを見出せるようになります。
そうして、ようやく物事が自分の心で温められていくものと思います。
相手を信じること。
信じるというのは言う書くはとても容易いです。
ついつい、私達は自分の考えを優先してしまいます。(苦笑)
ご同席について、他のご依頼人様方のご経験話をもとに 私の
拙い経験と考えを述べさせていただきました。
文才がない分、ご無礼がありました際には、
どうか ご勘弁ください。
= 今日の一枚 =
友人Rさんから頂いた ” 犬パン “。
まずは、先犬ごん達にお供えしてから、りんごに。
「良し」という前にパクつきましたから、仕切り直し。(苦笑)
「待て」と言われているところを撮りました。
好物の場合は、ヨダレがぽたぽた落ちます。
そうでない場合は、落ちません。
犬パンを見ると、目の色が変わります。
本当に変わるんですよ。(笑)
” 目は口ほどに物を言う ” というのは、本当ですね。
中型犬になると力がすごいですから、可愛いだけでは
守ってやれないんです。
ヒヤッとしたことが何度かありました。
待て、おいで(来い)、お座り、良し(OK)の4つは必須。
日頃から繰り返してやらないと散歩時が大変です。
大型犬と暮らしておられるご家庭では、号令を理解して
出来るように専門家に託される事があると聞きます。
命を守るための最低限の号令とはいえ、
(まぁ〜、いいじゃなぁぁぁい♡)と思う時もあります。
自分との闘い、ですね。(笑)
ちゃんと待てが出来た後、美味しそうに・・・
あっという間に食べてしまいました。
あ〜あ・・・もっと ゆっくり 味わいなよ。
まぁ〜、その牙じゃ 無理か・・・。
「Rさん、ありがと♡」って言いなよ。(笑)
アガサ