年末年始

寒くなりました。


皆さんのところでは、いかがですか?
現在住んでいます長野市内は、雪降りの日は最低気温が −7度ぐらい。
最高気温は、0度ぐらいでしょうか。
数字だけ見ると、以前の私なら「寒っ!」と叫びそうですが
慣れというのは有難く鈍く怖いもんです。


2020年は、当たり前が、当たり前でなくなりました。
世界で。


便利な現代に生きている私達は、ほぼ、自己中なので
今まで通りでなくなった時、大いに狼狽え、動揺します。
当たり前という感覚を持ってしまうというか、
慣れてしまうと、善いことないように思えます。
もう不要な感情ですね、当たり前って。


困窮、悲しみ、というのが突然なりじわじわなり
我が身にやってきた時、自暴自棄になったり
判断が鈍ることが多くあります。


その理由は、
「前に戻りたい。今まで通りが良い。」という思いが
頭と心を大きく占めてしまうから。


それが、無理だとわかっていても です。
どうしようもないことだとわかっていても。


しあわせであればあったほど、
あるいは、
不平不満を持って生活を送ってたからこそ
様々な感情が渦巻きます。
でもそれは仕方のないこと。


現代人は自己中ですが、
自分を大切にしているのか?
といえば、そうではないように思えます。


自分のことだけを考えて生きるほど、
不平不満は溜まっていくのです。


不思議ですよね。
自分のことを優先しているはずなのに、
満足出来ないのです。


それを確認する方法があります。
他界から教わった知恵のひとつです。
「自分の顔を鏡で見る」こと。


自分の目(瞳)、
自分の表情(人相)、
自分の周りの空気感。
これらをぼんやりと眺めてみてください。


人間も生物ですので、動物的感覚が備わっています。
(霊感ないから・・・とかそういうレベルの話ではありません。
もっと、大切なことなのです。
霊感を自負して生きることほど、情けないことはありません。)


どうですか?
自分の目、表情、空気。


感謝の心があれば、おそらく、生気があります。
愛しい人、愛しい家族への感謝と愛情があれば
悲しい中にも、瞳の奥に温かさがあります。


愛を受ける
愛を与える
この両方に共通するのは、それです。


周囲のおかげで、自分がいる。
支えてもらっている。
あの子が、あの人が自分を育ててくれている
という信頼。


悲しくても、悲しさだけに覆われない
辛くても、辛さだけに注目したくない
なぜなら、
自分には 心から愛する子、愛する人がいるから。
これを他の人に言う必要もありません。
自分でわかっていたらそれでいいのです。


愛と信頼を育んだのです。
肉体を脱したからといってそれらが揺いだのでは
ないでしょう。


愛=楽しい でもなく、
楽しいだけが人生 ではないし
かといって、不幸=人生 でもない。


愛は、永久不滅と言われています。
物質ではないからです。
物質は必ず朽ちます。
(ここ、ご理解頂きたいです。)


時間のある時に、
洗面所に行って、鏡でご覧になってください。
ご自分を見てください。


じぃーーーっと見てみてください。
瞳の奥を静観するのです。
感謝が在りますか?


目は、口ほどに 物を言います。
口以上です。
言葉で言い表せない自分の思いを目や空気から
発せられるのです。


自分の周囲の空気がやわらかいほど、
温かみを帯びるほど、
他界との距離は縮まること覚えていてください。


自分を見つめるというのは 本当に難しい。
けれど、
出来ないことでは ないのです。


私達は、日々老いています。
この世での時間は有限。
(このことも、毎日思い出してください)


年末年始、自分を見つめる時期にもってこいです。
年末年始は、物質的なイベント期間ではありません。
心の整理整頓をするに適しているのが、年始年末です。


自分を見つめる。
最難題であり、最善策です。


私達は、必ず、他界する。
年齢に関係なく。 物質界に存在する期間は、そうです。


お迎えが来る前に、
自分はどういうふうでありたいか、
ちゃんと周囲に御礼を言えてるか、
「ありがとう」って言えて生きてるか。


身体の状態が小康でなくなった時、どうするのか。
どういう状態は避けたいのか。
まだまだ先の話と思っていても、
人間いつどうなるか、わかりません。


この世での時間には、締切があるのです。


悲しみや喪失感なんかに
愛する子、愛する人との縁や感謝に蓋をされては
なりません。


愛されている実感を物質的なものとして偏っては
なりません。
愛は静けさの中に存在しつづけるからこそ、
信頼できるのです。








= 日常のヒトコマ =
猫のように暖をとる娘「りんご」。
数日前は20センチほど積もりました。
雪大好き(というか好物)なりんごは、
口を開けながらガーと歩きます。
雪が凍る翌朝散歩は、命懸けです。
りんごはすっころんでも、私は転びたくない。
雪シーズンは、まーいろいろあります。
+34

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