母親はずっと母親

ある男性の方からのご依頼を頂き、

交信を致しました。

娘さんが付き添われての交信でした。

お越しなる前に、心静かな時間を持ちます。

早々とお見えになった(あちらの)方が、

” ・・・母親です。”

” ・・・遅くなって、すみません。”

と、おっしゃいます。

私には、何が「遅くなった」のか

分かりませんので、

「いえいえ、ご心配には及びませんよ。」

と、お返事をし、

「では また後ほど」ということで

静かな時間に戻りました。

ご依頼人さんと娘さんが到着されました。

集中する時間を頂いている内に

早々とお越しになっていた女性の方が

コンタクトを取り始められました。

こちらが集中して高めていても、

その時々により、通信状態が不安定に

なることもあります。

そういう意味では、

霊界との交信というのは

集中すれば、ポンっ!

と、あちらの方が来られる・・・

そんな単純なものでは ないのです。

さて。

いろいろお伝えしていくと、

母親のようだと、

ご依頼人さんが教えて下さいました。

お母さんの思いが どんどん私に

伝わってきます。

幼い子どもを残して、他界した母の思い。

生前の自分(母)の、言わなかった思い。

その思いを言葉でお伝えしていく中で

私も 胸がいっぱいになります。

伝えてこられる、お母さんの気持ちを

ご依頼人さんにお伝えする中で、

他界しても、

母親は、ずっと 母親なんだと

しみじみ感動しながら、

お伝えしていました。

もうおひとりあちらからお越しになって、

思い出話に花が咲いたようでした。

付き添われた娘さんは

時間を気にして下さいましたが、

男性にとって、なかなか、

ご自身の思いを言える機会は

年を重ねていく毎に

少なくなってくるものです。

心の中に抱き続けた思いというのは、

人生の経験を積んでゆくほど、

そう簡単には 口に出せないもの。

子どもの頃の思い出を

話されるご依頼人さんは

少年のような表情でした。

その表情を見る私は、

いつしか、お母さんと重なるような・・・

そのような感覚になります。

交信がキッカケで、ご自身の人生に起こる

様々のことが糸のように繫がっていることに

感慨深く話されていました。

こういったコンタクト、

霊通信(霊界通信)というものは、

懐かしい人達との対話の時間だと

思っています。

どなたであるか・・・という身元証明は

無機質なものではなく、

血の通った、心が通ったものであると私は

思い、信じています。

思い出話をしたり、聞いたりしていく内に

私たちは、エネルギー_

愛を 頂いています。

こちらの愛も 届きます。

伝わります。

あちらからの愛は いつも届いています。

頂いている愛を源にして、

私たちは、今、この世を活き活きと

生きていくようにするのが

私たちの努めで あるように思います。

親は いつまでも 子を見守り、

子は いつまでも 親を思います。

こんなに 素晴らしいものは

ありませんね。

本当に。

お母さんが「遅れてすみません」と
おっしゃった意味が、あとになって分かりました。
ご依頼人さん方は、少し遅れての到着でした。
天国のお母さんには、すでにわかってらっしゃったのです。
微笑ましいかぎりです。

合掌

家に戻り、家族全員で頂きました。
ありがとうございます。

アガサ AGATHA
~天国からのメッセージを伝えています~

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