可憐な笑顔

騒がしい宣伝カーが 私の自宅付近で停まりました。

( これから、静かな大切な時間なのに・・・)

内心どころか、腹が立ちました。

すると、

< 終わる。あなたたちが話す前には終わる。>

そんなことを囁かれました。

( まさか! 今、車が停まったばかりで、

 今から延々と大きな宣伝をされるのに?!

 終わるわけないじゃないですか。)

と、私のあちらの友人の声に反した私でした。

( 終わるわけがない。

 だけど、まあ、腹立てても仕方ないしね。)

心落ち着かせようと、私は 目を閉じました。

ご依頼人Mさんからお電話を頂く直前、10秒前ぐらい?

それぐらいにその宣伝カーは 静かになり、去って行きました。

(へぇ〜! ドンピシャだ・・・すごいな、友達。)

そう思った直後に、Mさんからのお電話が入りました。

そんなことがありましたから、電話口の私は

妙なテンションだったかもしれません。

とにかく、ラッキー。有難かった。

瞳の大きな可愛い女性が、静かに穏やかに来られ

Mさんにお伝えしますと、

「 妻です。」

そう静かに話されました。

奥様は、とても心の純粋な方です。

伝えてくださることをお伝えし、

中でも 印象的だったのは、

何度も 何度も ご主人Mさんの健康について

おっしゃっていました。

最愛の奥様があちらに行かれ、男性ではなかなか

食事の支度も ままならないでしょうに・・・

そう思う私でしたが、

奥様の気持ちが少しでも届くようにと懸命に

お伝えしていました。

特別なことを望まれるわけではないのです。

ただ 健康でいてほしい、

寂しい辛いのはわかった上で、

そうした表情をみるのも忍びない気持ちも

おありだったのではないかと思います。

奥様は私に、

ご主人がコンビニなどでお弁当などの出来合いの物を

買われる姿を視せてくださいました。

( なるほど・・・)

< ・・・そうなんです。>

ここは、女同士の会話のようでした。

頂いたメールの一部を掲載させて頂きます。

– – – – –

以前に比べると随分心持ちが楽になりました。
前回のときは、いつ死のうかと思っていたくらいなので。

今は残された人生を自分なりに生きていこうと思ってます。

妻は結婚して○年で自律神経失調症になり、
それから○年後に妻の○がくも膜下出血で倒れ、
そのまた○年後に妻ががんになりました。
妻は結婚する○年前には自分の父もがんで亡くしています。
辛いばかりの人生だったのではないか、
僕と結婚したばかりに不幸になったのではないかと、
そればかりが気になって罪悪感に苦しみました。

しかし、妻が穏やかでみたされていると聞き安心しました。

(中略)

先ほど申しましたように、自分なりに生きていこうと思います。

– – – – –

最愛の家族に 先立たれますと

私たちは、長い間 自分を責め続けます。

原因を みつけようとします。

楽しかったことよりも

悲しかったこと、

辛かったことを探してしまうのです。

そして、

自分のせいに してしまうのです。

そうして、

苦しみの中に どっぷりつかってしまいます。

人間、誰しも 良い時ばかりではありません。

ケンカもするし、

なかなか 仲直りが出来ないことも あります。

誰でも そうです。

どんなに愛しても 許せないことも 起こります。

そうやって 様々なことを経験して、

何だか例えられませんけれども、

家庭を築いていくのではないかと 思うのです。

絆を深めてゆくのだろうと 思うのです。

良いことばかりでは なかなか

絆は強まらないように 思います。

晴れの日や 雨の日があって 作物が成長するように

私たちも そうやって 成長してゆくのでしょう。

姿は 見えなくなりました。

だからといって

最愛の家族や存在が いなくなった・・・

とは 言いきれない。

” 人間、死んだら終わり。”

こう思われる方もおられるでしょう。

どちらが 正しいのか?

そういうことを決めることの方が 無理と思います。

少なくとも 私は、私の今までの人生からと

ご依頼くださる方々と共に、経験する日々から

永遠なのだろう・・・

そう思わざるを得ません。

元気な人も、

病にある人も、

皆、

あと何年生きられるか?

それは 誰にもわからない。

わからないからこそ、大切にしてゆきたい_

そう思うのです。

つらくとも

悲しくとも

この命ある限り

この命は 我が為にあらず

他のためにある と思い、

今日も 生きて行く。

ご依頼を通して ご依頼人を思う、

そう願う、私がいるのです。

アガサ 葉山在住
~天国の人々の思いを伝えています~
天国との対話(霊交信 / 霊界通信)

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