信じるもの
まだ若い男性が来られました。
< お母さん、見て!見て!>
元気そうなその姿を見せたい・・・
ただ それだけではないような、
その奥に ” 何か ” が含まれているとても
微細なものが 私の内によぎりました。
非常に静かに ゆっくりとお伝えしていたように思います。
ただ単に元気な姿を見せたい!・・・
安心させたい!・・・
だけではない” 何か ” が ずっと気になっていました。
それは、
非常に強く、信じておられるものに違いない_
その頑なに信じている内容が何であるか・・・
その時点では わかりませんでした。
「 息子さんから感じ得ることですが、
とても熱心に本を読んでおられて・・・
それをとても強く信じておられたように 思えます。」
Yさんは「 はい。息子はよく本を読んでいました。」
「今のところ、私には、その” 何か ” が、何であるのか、
わからないのです。
でも、きっと あるはずなんです。
それが分かればいいのですが・・・。」
Yさんにそう説明しながら、同時に、あちらに何度尋ねても、
息子さんは パッ パッ と動くばかり。
その動きが何であるのかも わからず、
具体的で、決定的な” あること ” を掴めずにいる私自身に
苛立ちました。
こうしたように、
最初の方の伝わり方は、途絶え途絶えで
その間、とても疲れはしました。
( ただ話を伝えるだけで、 この人(息子さん)の役に立つのか・・・
・・・それは、少し違うように思える・・・)
Yさんに事情をお話し、
息子さんとお話することの承諾を得ました。
< 悲しい思いをさせて・・・>
お母さんへの感謝の気持ちと共に、
息子さんは 心からそう謝っておいででした。
彼が信じていたことが実現できたかどうかは
その喜びようで わかるように思います。
– – – – –
(略)
息子と会えたことを、本当に本当に、うれしく思っています。
息子は私と会うことがもしかしたら嫌なのではないか
という気持ちが大きくて、行きの電車の中では、
今日会えない場合のことばかり考えていました。
会いに来てくれたことだけでも、もう、感激していて、
感謝しております。
アガサさんが息子の特徴をお話していく中、
驚きとうれしさで、涙がわいてきて
止まらなくなっていました。
息子は、自分のことを証明するために、
制服のような服を着てたとお聞きし、自分のことを分かって欲しくて
「お母さん見て見て!」という声が聞こえてきそうでした。
(中略)
どれもあてはまっていて、息子が○○な性格であることも
読み取ってくださり、息子をとても近くに感じることが出来て、
もううまく言葉にならないくらいの喜びがありました。
(中略)
息子が私に「悲しい思いをさせて」と謝っていることに対し、
うれしく思いますが、逆に私も、
悲しんでばかりでごめんなさいの気持ちでいます。
私は、自分が息子と似ている部分があることを
子育てしながら感じてきていて、
息子の気持ちは、私自身にも感じる部分があるので、
どちらかと言うと息子に対し私は
おはずかしながら「同化」していたところがあります。
仲間のようにも、思っていました。
(中略)
正直言いまして、
息子が今この世界に居ないことの寂しさ辛さは毎日のようにあり、
まだまだ整理がつかない心境ではありますが、
息子とはつながっているということを固く信じていきます。
(中略)
今は息子は息子のペースで過ごしているのだと、
それを日々かみしめて、
私自身も自分のペースをつかんでいきます。
– – – – –
あちらでは、
叔父さんが息子さんを見ている、傍にいる、
ということも伝えに来られました。
” 決して、ひとりではない。”
こうしたことを伝えられるたびに
家族、親戚、友人、ペットの存在を大きさを
あらためて思います。
それにしても、
彼の信じていることが ○○移動だったとは!
このことを最初の方で とっくに教えてくれていたのに
無知な私でした。
とにかく、
息子さんは元気を取り戻しておられます。
アガサ 葉山在住
~天国の人々の思いを伝えています~
天国との対話(霊交信 / 霊界通信)