愛しいbabe(ベイブ)
私の、交流記憶力というのは何と乏しいのだろうと思います。
今回も、ご依頼人から頂いたメールと読んでくださる方々の
寛容なお心と温情に頼るしかありません。
どうぞ、おつきあいください。
この日も いつものように ご依頼人Sさんをお迎えすべく
朝起きた時から家事の段取りをしていました。
「 さぁ、部屋の片付けは出来た。」
そう言いながら、時計をチラッと見て、自分を整えていました。
(単に、ぼんやりしているだけです。)
< デイビ・・・>
( デイビ?)
< デイブ・・・>
( デイブ??? デイビ、デイブ? せっかく話して頂いてるのに
聞き取りが悪くて、本当にごめんなさい。)
何度も何度も、繰り返して話してくださっていたのです。
朝起きる時のことや、身体のある部分の痛みなども”特徴”と
思えることはメモに残しておきました。
日本人体型ではない、中年男性が来られました。
Sさんの肩に手を置き、嬉しそうに立っておられます。
そのこともお伝えしつつ、
「 Sさんの傍に手を置いて立っておられます。
この男性は、ご主人だろうと思います。
Sさん、私は早起きな人なんですが、今朝はとても眠くて
朝7時まで眠ってしまいました。私も家族も驚く程です。
この男性は、朝は弱いのではないかと思います。
お分かりになりますか?」
「 主人です。彼は、朝は苦手でした。」
「 あ、どうりで!(笑)
わかりました。ありがとうございます。
それと、左脚の膝のこの部分に痛みがありましたが、
おわかりになりますか?
わからない時は、わからないと教えてください。ご遠慮なく。」
「 わかります。」
「 そうですか。それなら、いいですね。」
( 心臓が痛み出す )
「 心臓が痛いです。おわかりになりますか?」
「 はい。その通りです。」
伝わってくることを、そのまま、伝えていました。
「 彼は、こういう映像を見せてくれます。
砂かな?さらさらしているように思えますが、浜辺かな・・・
それを手で掴まれて、さらさらっと砂が流れていくのを
ご覧になっているのです。
和むような気持ちです。
とても、懐かしくて、居心地が良い気持ちがします。
これがおわかりになりますか?」
Sさんは、いろいろとお考えくださっていたのですが、
心当たりがなさそうでした。
「 大丈夫ですよ。では、次は・・・」
そう言いかけた時、
< デイブ・・・>
( あっ!そうでした。そうでした!尋ねてみますね。)
「 Sさん、今朝からこういう言葉が聞こえるのです。
デイブ・・・ちょっと違うな、、、
デイビ・・・、う〜ん、これも何か違う気がする・・・」
微妙に違う感じがしつつも、聞こえる通りに、繰り返す私に
Sさんは、ハッとされたようでした。
「 babeです。ベイブ。主人は、私のことをそう呼んでいました!」
「え?ベイブ? あぁ、ベイブね。
朝から何度もおっしゃっていたのに、全部聞こえてなくて。
何度も何度も、ご主人には、申し訳なかったです。」
Sさんにとって、間違いなく、愛するご主人だと確信されたようです。
この瞬間だけ、私の役目は 無いと思っています。
ご依頼人とご家族との愛あふれる瞬間です。
<・・・ベースボール・・・>
( ベースボール? 野球ですね。それぐらいは分かりますね、私でも。笑)
「 Sさん、ご主人が『ベースボール』とおっしゃっていて、
野球観戦のような姿を見せてくださいます。
えらく熱心に応援なさっているようです。
野球がお好きなのかな? そうなんでしょうね。熱心だもの。」
「 息子が、次男が、野球を頑張っています。」
「 なるほど。熱心にご覧になるのも仕方ないですね。笑」
「 はい。」
「 椅子? ご自分の椅子ですか?」
「 ご主人が、ご自分の椅子のことをおっしゃっているのです。」
「 はい。」
< 子ども達・・・椅子に座って・・・伝えるから >
「 ご主人の椅子に、座られると良いそうです。
お子さん達に話しかけるそうです。
実際には、話しかけるというふうではありませんが、
心と閃きのようなものを与えるようです。
いつもいつもというわけではなさそうですが。」
「 主人の椅子には、子ども達は、他の人達を絶対に座らせたくない、
と言っていました。」
「 そうですか。ご主人がおっしゃっているのと関係がありそうですね。
その椅子は大切なものですね。」
「 はい。」
この後も、ご主人との交流は続きました。
でも、私の記憶は限界です。すみません。
Sさんから頂いたメールの一部を掲載させて頂きます。
– – – – –
(略)
主人の思いや気配を感じることが出来、大変感謝しております。
デイブ、デイブとおっしゃってくれたこと、
即座に上の息子はBabeベイブだとわかり、涙を流しておりました。
主人は私のことを普段は名前で呼ぶより、ベイブと呼ぶ方が多かったので、
まさに主人がそこにいることを確信出来ました。
また、その他野球のことやある人と連絡を取り続けて欲しいと言ったことなど、
やっぱり亡くなってもずっと側で見てくれているんだな、と嬉しくて涙が止まりません。
(中略)
家族を息子達を何よりも愛していた人だったので、
もし息子達へ伝えたいことがあれば聞かせてあげたい、と思っており、
息子達も望んでおります。
(略)
先日の感動が蘇り、今朝は久しぶりに清々しく起きれました。
映画「ゴースト」をご存知でしょうか?
デミ・ムーアの恋人が事故で亡くなり、故人が霊媒師を通して2人しか
わからない合言葉を言う場面があります。
アガサさんが何度も仰られたベイブはまさにそれで、
思い起こす度に涙が止まりません。
(略)
– – – – –
息子さんが帰国される前に、ご家族三人で別の日にお越し下さいました。
お会いできて本当に嬉しく思いました。
立派で、とてもハンサムな息子さん達。
アガサ部屋がさらに狭く感じましたが、
家族それぞれに気持ちを話せるのがとても嬉しそうなご主人でした。
おひとりで来られた時、
ご主人は、泣き崩れるSさんを抱きしめておられました。
ご家族で来られた時、
子どもさん達それぞれと握手をなさいました。
” 家族みんなを いつも 思っている。
家族みんなを いつも 愛している。
愛している、愛しいベイブ。”
愛犬ごんの散歩道に咲く、菜の花。
今年は何となく、ほっそりしているような気もしなくもない。(笑)
ミツバチ達が、忙しそうに働いていました。
あ、花粉だんご!
小さなミツバチ達の脚にはしっかりと花粉だんごがあります。
とっても小さいので、凝視しないと見れない私。
数も少なくなった、貴重なミツバチです。
アガサ