ふたりのおばあさん
先日、ご依頼とご依頼が連続する
その狭間に、
静かなひとときを過ごしていました。
すると、
ひとりのおばあさんが私の目の前の
椅子に座られ、
” ここに座ってもいいですか? ”
と尋ねられました。
私は、とても愉快な気持ちになり、
” もちろん、どうぞお座りください。
お話は、ご依頼人さんと話し始めてから
にさせて頂きますよ。
あと、もう少しお待ち下さい。”
と、伝えました。
そうして、時間になり、
お電話を頂きました。
おばあさんは、いろいろなことを
お話されました。
ひとしきり、話されたあと、
一緒に来られていた方に、
” 折角来たのだから、あなたも
話したら?”
と、何やら、来られた方同士で
なさっています。
その間に、そのおふたり以外の方に
集中しはじめました。
いらっしゃったのは、伯父さんでした。
ご依頼人さんのご兄弟を
気づかう思いを伝えるために、
ある物を持ってこられたのです。
私は、それがどういう効果があるのか
全く知りませんでしたが、
観えてくるままをお伝えしました。
そうして、伯父さんが伝えたいことが
一段落しそうな時に、
思いを伝えることをすすめられていた
おばあさんが、静かに伝えてこられました。
言葉ではなく、映像と思いを。
観せられる映像から、次第に、
母が娘を思う 静かな 深い愛が
私にかぶさってきました。
「 ・・・どう表現すればいいのか、
的確な言葉や表現が出てこない・・・」
そうつぶやいた瞬間に、
ますます、母の愛は深みをまし、
静かなおばあさんと私は重なっているかの
ようでした。
「 ○○さんのお母さんに_
母(おばあさん)の、
娘への思いを伝えたいのです。
ですが、こうしたことは、とても
微妙で繊細な方面です。
受け入れられない方もいらっしゃいます。
○○さんが 頃と機会を見計らって、
無理のないようにお伝えくだされば
このおばあさんも、
○○さんのお母さんも双方にとって
良いのではないかと思います。
あるいは、
お伝えにならなくても いいと
思います。
くれぐれも、無理をされませんように。」
そうお伝えしました。
ご依頼人さんの思いやりとご協力により
素晴らしい機会でした。
よかったですね、○○さん。
この新緑の季節、葉山らしい季節だと思います。
(後記)
伯父さんの持ってこられたものが
とても意味のあることだと翌日わかりました。
ありがとうございます。
合掌
アガサ