娘の心が届く

< あちらにも言いたいこと、

 言い分、考え方はあるでしょうし

 こちらにも言いたいことは ある。

 あちらが正しい、正しくないは 別として。>

ご依頼人Rさんがお越しになる前、

調整中の私は そう突然

話しかけられました。

何のことかわからないけれど

とても深い思いが あることだけは

わかりました。

( Rさんがお越しになってから、伝えよう。

 忘れないように、メモをしておこう・・・)

何のお茶を淹れようか・・・

そんなに沢山の種類のお茶があるわけでは

ないけれど、、、

そう思っていましたら、

< りんご が良い。りんごのイメージ。>

調整中の方とは違う方がそうおっしゃったので

りんごの紅茶をいれました。

お茶を入れながら、そんな他愛もないことを

Rさんに話しながら、まずは 一息入れて。

そうして、調整を始めますと

まず最初に 叔母さんが私に話しかけて

くださいました。

よく おしゃべりに なること!
(良い意味で、です。)

一段落つかれたら、

一緒に来られた方へ譲られました。

叔母さんの空気感とは ガラッと変わりました。

少しずつ、少しずつ、でした。

何かの拍子に・・・突然、またあの思いが

私に流れ込みました_

< あちらにも言いたいこと、

 言い分、考え方はあるでしょうし

 こちらにも言いたいことは ある。

 あちらが正しい、正しくないは 別として。>

「 あ、この方がさきほどお話したことを

 話されています。」

そうして、対話は 続きました。

後日、Rさんから頂いたメールの一部を

掲載させて頂きます。

– – – – –

叔母さんに連れられて来てくれた母…
(中略)
正に母らしい登場の仕方です。

通信の時に伝えて来た言葉、
これは正に母を亡くなる寸前まで苦しめて来た事です。
母は○夫婦と○達の子と○年前から四人で同居していました。
母と父が一生懸命働いて建てた家に
父が他界してから○達のが暮らし易いように
リホームをして○達家族をを向かい入れたのです。
(中略)
※ある些細なことがおありになって、
お母さんにとってはお孫さんにあたる方をかばわれたことに
同居されているご家族が腹を立て、それ以降、お母さんは
他界されるまでの数年間に及び、無視され続け、
ご飯も後回しに・・・されたそうです。

私は、今だに母は○の旦那に殺された!と思っています。
亡くなる前に私に母は言ってました。
「もう少ししたら○さん(○の旦那)に言おうと思ってる。
 ○さんもう喧嘩はやめよう!仲良くしよう!って。」
これが母との最後の会話になってしまいました。
母は○の旦那と仲良くしたかったんです。
(中略)
でも、今日アガサさんが見たように頑なな頑固な母ですから、
やっぱり母からはできませんでした。
私は今だに○の旦那を許せずにいます。挨拶はしますけれど。
もし、○の旦那が悪かった!と思っても母は帰ってこない。
だから母が喜ぶように母を思い続けるし愛しつづけます。
勿論、私を育ててくれたおしゃべりな叔母さんも。

(中略)
今日のこの日を天気も祝福してくれてるかのように
良い天気で真っ直ぐ帰るのも勿体ないので帰りは
逗子まで歩き、鎌倉で降りて散歩しました。
鎌倉の参道を散歩して母が亡くなる前に
一緒に行った京都を思い出しました。
母との京都旅行も今日みたいに良い天気でした。

– – – – –

読まれた方は、想像なさっていると思います。

同じ屋根の下で暮らす家族との不仲というのは

本当に苦痛なことです。

毎日のことですから、たまったもんではありません。

腹が立つからといって、相手を無視する、

仕打ちをする・・・

というのは 人のすべきことではない

と思います。

家族というのは、血縁関係にあろうとなかろうと

同じ屋根の下で暮らす以上は、互いに譲り合い、

支え合い、励まし合えるように努めねば、

到底、「 家庭 」を築けません。

シェアハウスではないのです。

寮生活では ないのです。

かっとなることは、人間誰しも あります。

かっとなっても、感情に振り回されていては

この世は 犯罪者だらけになります。

自分で 我が身を振り返り、

冷静に、客観的に自分の行いがどうであったかを

見定めること。

もし、自分が相手の立場だったら、どうだったろう。

そういう想像力(思いやり)は 必要です。

人間、ひとりで生きているわけではありません。

世話になっていない!

と豪語出来たとしても、必ず誰かのおかげであり、

誰かの手間日間のおかげで 生きていられるんだと

思うのです。

自分の行いや発する言葉。

一時の、一瞬の、感情から発したものであっても

どんなに些細なことであっても、

相手がいる以上、それは 些細なことでは

ありません。

そうしたことに気づき、行いを改めるられることが

真の強さであり、

真の賢さであり、

真の優しさなのではないかと思うのです。

娘さんであるRさんの働きかけのおかげで

お母さんが胸に抱えていた大きな深い悲しみや辛さは

軽やかに なりました。

Rさんは 帰り際、こうおっしゃっていました。

「 私を可愛がってくれた叔母は 私のことを

 『 りんごみたい。りんご。』って

 呼んでいたんですよ!」

そう 懐かしそうに 楽しそうに

話してくださいました。

そっか。

だから、

「 りんご 」ね。

アガサ 葉山在住 霊媒 Agatha
~天国の人々の思いを伝えています~
霊交信(霊界通信)公開霊視

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