やっと、見つけた。

ご依頼人のご家族以外の方々も 時々来られます。

もちろん、知らないと思う場合は

「 わかりません。すみませんが。」

と心優しく、ご依頼人さんはそうおっしゃいます。

何度も 来られる。

何度も 「わかりません。」と言われる。

( この人、家族を探しておられるんだ。きっと。

 ご家族と会えますように。

 絶対に、会わせてあげたい・・・)

何の力がある、というわけではない。

会いたいと思って来られるのに、

まだ見つけることが出来ない自分。

無力だ、無力だ、無力だ・・・

無力なら 霊媒を辞めちまえ!・・・

そう自分を叱責する。

なにが、霊媒だ!・・・

いや、霊媒だとか 霊媒でないとか、

そんなことは どうでもいいんだ。

そんな ” ラベル ” は どうでもいい。

そんなんじゃない。

私なら、

やっぱり、家族に会いたいって思う。

会ってほしい。

だから、

私のところを尋ねてくださったのかもしれない。

会えたらいいね、

本当に、会えたらいいね。

そうした気持ちを 心の片隅に置き

ゼロの状態で ご機会に望みます。

伝えてゆくと、

( あ、また、この方だ・・・)

お馴染みになった気もしなくも、ない。

(「わからない。知りません。」と言われようが

 来られてるんだから、言うよ。 

 私は どう思われようと構わないのだから。)

描写を伝え終わり、

いつもの

「心当たりはありますか?」と尋ねます。

何の期待もしない。

ただ、

「心当たりがあるか、ないか。」だけ。

「 はい。あります。」

この言葉を聞けた時、

電話口のご依頼人の空気を感じる時、

私は、

「 あぁ!本当に良かった!良かったですね。」

と なる。

探して、探して、探して。

来る日も、来る日も。

すんなりと行かなかった分、

その喜びと安堵は 半端ありません。

やっと、見つけた!

どんな事情があったって、

とにかく、家族に会えたのだから、

いいじゃない。

家族がそうだとわかってくれたのが

とてもとても嬉しそうなのです。

その嬉しさが 伝わる時、

やっぱり 私は 涙が ちょちょ切れる。

何ヶ月にも及ぶ忍耐が

ぱっと 消え失せる瞬間です。

アガサ 葉山在住
~天国の人々の思いを伝えています~
天国との対話(霊交信 / 霊界通信)

+1

1件のコメント

  • アガサさん
    御役目とはいえ、いつも御苦労様でございます。
    どうか御無理なさらず…
    そして、有難うございます。

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