まさか!・・・こうなるとは

ご依頼人さんのお名前を呼び間違えないように、

失礼のないようにと、自分の物覚えの乏しさをカバーすべく

ノートに名前を書いているのですが、

何度も何度も、Rさんの姓字を読み間違うのです。

「すっかり老いぼれてしまったのか。

 ご依頼人のお名前さえ覚られないの?

 年とるって、こういう不都合もあるんだねぇ〜。嫌になるわ。」

そんなことを独りブツブツ言っていました。

< ◯◯◯◯ >

( どなた? Rさんはそういう姓字ではありませんよ。)

< ◯◯◯◯ >

( 違いますよ、◯○さんですよ。苦笑)

( まー、いいわ。Rさんに確認してみます。)

そうこうしていますと、Rさんがお越しになりました。

そうして、静かな時間を数十秒頂いていたところ、

何かいつもと違う様子で、どうしたんだろうと思っていましたら

< 録音はいいの?>

と言われました。

( あ、そういうことですね。言います。)

「 Rさん、録音は大丈夫ですか?」

「 あ!そうでした。良いですか?」

「 もちろんですよ。ちゃぶ台の上に置いてください。笑」

やっといつものような状態になり始めたと思い、様子を伺っていました。

男性がお越しになり、

その登場の仕方と言いますか、なんていうのでしょう、

男性の空気がとても面白くて、笑わずにはいられませんでした。

いきなり、ぷっと吹き出した私に Rさんはびっくりされたと思います。

「 いきなり笑ってすみません。なんていうか、この男性が

 とても面白い方なので、笑ってしまいました。」

大体の年齢層、性格や雰囲気、そうしたものをお伝えし、

「 あ、そうそう。Rさんが来られる前に何度もこの姓字を言われたんです。

 ご存知だったら良いですね。◯○◯○っておっしゃるんですよ。」

「 結婚前の私の姓字です!」

「 そうですか。わかりました。」

「 健康状態については、長患いなどはなかったようです。

 だけど、、、ここのところ(心臓)が気になりますね。

 一カ所だけがぎゅっと痛むというよりは、この辺が縦に

 こういう具合に痛みました。 おわかりなりますか?」

「 はい。心臓だろうと思います。

 でも、お医者様も原因がわからないとおっしゃっていました。」

「 そうですか。心臓の痛みもいろいろお知らせされるのですが

 縦に こう痛むのは珍しいと思いました。

 だけど、苦しいというのはなかったようです。」

「 はい。そのように聞いています。」

Rさんに確認している際中も、この男性は話しかけてこられました。

「 ちょっと待ってください。苦笑

 私は今、Rさんに確認をしているんです。

 もうちょっとだけ待ってください。」

私は耐えきれずに大笑いしてしまいました。

「 Rさん、彼はRさんのことを<可愛い>って何度も言うんですよ。」

Rさんは照れながら、

「 はい。よく言ってくれてました。」と照れながらご協力くださいました。

< 服の色が最近暗くなったな。もっと明るい色の方が似合うよ。白とか。>

「 ご主人が服のことをおっしゃっています。

 Rさんがお召になるお洋服の色が暗いというか濃い色が多いって。

 こんな色とか、こういう感じのことをおっしゃっているみたい。」

「 はい。確かにそうです。」

「 Rさんが好きなのをお召しになったら良いんですよ。

 なんで、服のことを言うんでしょうね。良いのにね。笑」

「 主人は、私に服を買ってくれていたんです。

 私の前で彼が選んで買ってくれていたんです。」

「 あぁ、そうなんですか。じゃ〜、服のことを話されても仕方ないですね。笑」

「 ええ。でも、明るい色は膨張色だから・・・」

「 良いんですよ、好きな色を着られて。笑」

< 旅行とか行きたいな〜 >

というようなことをおっしゃったと思います。

彼はいろいろなことを一気に考えておられました。

「 わあ〜、遊ぶことばっかり。彼の頭の中!笑」

「 はい。そうなんです。主人は、遊ぶことばっかり。」

そう言いながら、笑いながら、泣きながら話しておられました。

今までのご主人とは違い、少し真面目な表情に変わりました。

< 子どもたちと話して・・・>

( お子さんがいらっしゃるんですね。)

< 子どもたちと 心を話して。>

( お子さんたちの気持ちと、Rさんの気持ちが混ざり合ってほしい?)

そのようでした。

Rさんにご理解頂けるように言葉に留意をはらってお話しました。

「 そうした役割を主人がやってくれていたので、

 私は話すことが苦手で、、、。

 でも、子どもたちと話してみます。」

「 そうですね。自然な感じでそうした機会が出来ることを

 彼も願っておられますね。」

「 はい。」

ぼちぼち、頂いたご感想の一部を掲載させて頂きます。

– – – – –

(略)

本当に面白い人だったので、
亡くなってから家は静かになってしまっていましたが、
久しぶりに彼のいる楽しい空気の中に身を置く事ができて、
幸せで楽しい時間を過ごせました(^^)

随所随所に、彼らしい口ぶり(笑)
アガサさんと彼とのやりとりもなんだか可笑しくて…
(中略)

子供達とも機会をみて話してみます
本当にありがとうございました。
彼が倒れた◯月が来るのが怖くてしかたなかったけど、頑張れそうです。

それにしても少し老けた…には(笑)
また老けたと言われないようになんとかしなくちゃ(^^)

(略)

– – – – –

交流は、本当に神経を使います。

すぐに聞き逃してしまうからです。

なので、毎回、神経を張りつめています。

そんな私を最初から笑わせてくださったご主人。

まさか、最初から笑い続けるとは、思いもしませんでした。(笑)

終始笑いが絶えなかった交流ですが、

おっしゃりたいことは、きちんとおっしゃったようです。

妻を愛していること、

家族皆のことを思っていること、

そして、

傍にいることも。

それにしても、

可愛いっておっしゃってる奥さんに

< ちょっと老けた感じがする・・・>

って、

かなり失礼じゃありませんか?(苦笑)

でも、まぁ、いいですかね。

いつまでも可愛いRさんなのは、ご主人が一番ご存知なのですから。


けもの道なのか、山歩きや山ジョギングされる方々の道です。
葉山の中心に向かって歩いて行ったところに、葉山教会があります。
以前から登ってみたいと思うほどの急な坂道。
ここ数週間、単独散歩時間がとれなかったので歩いてみました。


距離は短いのですが、なんせ、急勾配なんです。
運動不足の私にとっては、キツい・・・


頂上らしいところから見下ろした景色です。
急勾配のおかげで寒さも吹き飛び、汗が出る程です。


帰り道、ふと横の木でひなたぼっこをしていたりすちゃん。
うつらうつらしていた目が可愛かったですよ。
おっこちないようにね。

+1

1件のコメント

  • アガサさん先日はありがとうございました。ほんとに私もあんな事になるとは(笑)楽しおしゃべりな主人でしたから、アガサさんにお会いする前に久しぶり話そうね、笑わせてねとまだ解約出来ないでいる主人の携帯にLINEをして出かけたので、そうしてくれたんですね^_^。
    彼らしさ満載、アガサさんに興味深々(笑)、可愛いは惚気ますが本当に良く言ってくれて40過ぎのおばさんをつかまえて可愛いなーとても46にはみえないよ、44くらい(笑)とふざけてました。本当に楽しい時間をありがとうごさまいました。アガサさんと主人に感謝

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