やっと会えた!
(前略)
亡くなって3年経ち、益々毎日会いたさが募ります。
“髪の毛は黄土色みたいで、ぴったりしたシャツでなくチノパン
をはいていて、ニコニコして人当たりが良さそうな感じの方”、というのは
本当にその通りでした。
濃いめのブロンド髪で、いつもシャツとチノパン(これが彼の仕事服)
そしてとても外で愛想の良い人でした。
“肋骨辺りが吸われるような痛み”を感じられたというのは、
多分肝臓(右側葉?)のことかもしれません。
主人は◯年頃から極度のうつ病でそれをアルコールでセルフメディケイトし続け、
最後は結局アルコール依存症で亡くなりました。
うつ病がきちんと診断されず、正しい処置治療がなされなかったのが悔しいです。
本人もとても辛かったと思います。
私は彼がうつ病になったのは今でも自分の所為だと思っています。
彼はフルマラソンなどに沢山参加する、健康な人でしたが◯歳を過ぎたころから
体がいう事をきかなくなり(今では男性の更年期障害だったとわかります)
とても辛そうで、その上仕事でもストレスが沢山ありました。
そのころから別人のように家庭をこころみなくなった彼に対して、
私は本当にやさしくない、酷い妻だったと思います。
彼の気持ちを考えて寄り添ってあげれなかった、今でも悔いだけが残ります。
彼は残りの人生に全く希望が持てなかったんだと思います。
(中略)
絶望でアルコールに溺れていく彼がこの先なにも楽しみがないと思ったのは
当然だったと思います。
俳優のロビン・ウィリアムスのことをおっしゃってましたよね。
実は彼の一番好きな俳優でした。
(中略)
教え子の親から彼がどんなに献身的な先生であったか、
夫が生徒にいかに正当公平で真摯であったかというメッセージをもらいました。
他人に対して公平であるというのは、アメリカに住んでいるとなかなか難しいことです。
差別はしたくないけれど、差別をしなくては説明できない不条理なことが多々起こるからです。
夫をとても誇りに思います。
アガサ様が観たロビンウィリアムスのフラバー、という映画は観た事はありませんでしたが、
いつか観て見たいと思います。
(ア:私が唯一、持っているのがこの映画なのです。とても存在感のある、心の温かい俳優さんでした。)
ロビンウィリアムスが亡くなった時、
その理由が重度のうつ病でアルコール依存症からの自殺と聞いて、
主人と全く同じだったのを偶然には思えませんでした。
(中略)
私は未亡人になってやはり日本に帰りたいと言う気持ちがとても強かったのですが、
子供達もいるし仕事もあるのでもう少しここでがんばろうと思います。
これからの人生、彼を失ってどんな人生になるか見当もつきませんが
とりあえず今日もやらなくてはいけないこと、
できることをするKeep Moving Forwardしかありません。
私は主人と日本で出会ったのですが、亡くなった彼の遺体に
(太平洋を越えて、日本まで来て私を探してくれてありがとう、
いつか私がそっちに行ったらまた私の事を探してね。)と言いました。
いつかまた会える日まで
(略)
– – – – –
他界に繫がりますと、複数の方々がいらっしゃいます。
当日のご依頼人様のご家族や親しい方の他にも、
ご自分の”出番”を待っておられる方々です。
ご自分の出番ではなくても、家族と話をしたいお気持ち一心で
私の近くに来られる方にも使命感に燃えます。
ご家族に会って頂きたい_
それが私の気持ちであり、人として自然な思いです。
そうした方々がこの春には数名様、おられました。
Mさんのご主人も、その内のおひとりでした。
ご主人は、この春ぐらいから、他の方の交流時にお越しになっていました。
2回程、来られるのですが、当日のご依頼人様にとっては
心当たりのない方です。
初回のみならず複数回となりますと、さらに責任を感じてしまいます。
( 必ず、ご家族に会えますよ。大丈夫!)
そう強気に思いつつも、ご本人のお気持ちを思いますと
何とも歯がゆく思います。
自分の無力さに苛立つことも多いのです。
Mさんの交流前夜、普段見ている映画やドラマを見ようと
DVDを物色。
突然、何故か、ロビン・ウィリアムス主演の映画を
観たくなりました。
「何でかわからんけど、これ、観たくなったから良い?」
家族たちにそう尋ねて、観ることにしました。
(我が家ではチラ見でも全員が観るもんですから。笑)
当日の朝、私の大切な”依頼人”_ 彼がまたお越しになっていました。
( 今日のMさんがあなたのご家族だと良いのになぁ・・・)
そんな気持ちを知ってか知らずか、
とにかく、彼は常にニコニコと優しい温かい表情でした。
( ねぇ、あなたのご家族じゃなかったら、どうする?)
ふと、気弱になってしまう自分を情けなく思います。
( どうするって尋ねるまでもないのに・・・アホやなぁ、自分。)
また、もし、ご存知なくても、私のところに来られる限り、
正直で在り続けるしか、自分に出来ることはないのです。
何度も何度も忍耐強く来られる・・・
この方は私にとっては、” 顔なじみ ” 。
何とかご家族にご紹介出来る日を祈らずにはいれませんでした。
Mさんとスカイプでお話をはじめました。
私の大切な”依頼人”がニコニコと姿をぼんやりと表し始めました。
「 Mさんのご家族だと良いのですが・・・とにかく、お伝えしていきます。」
と言い始め、
姿やお人柄などを描写し、伝え始めました_
Mさんは、
「 わかります。夫です。」
そうおっしゃったのです。
「 あぁ、良かった!!! 」
妙に嬉しがる私に Mさんは驚かれたかもしれません。
「 どんなに私が嬉しいかお話します。」
なぜそうも喜ぶのかを簡単にご説明しました。
( あぁ、やっと! やっと、ご家族に伝えられる!)
本当に、叫びたい気持ちでした。
” 顔なじみ “さんと一緒に、小躍りしたい気持ちになりました。
でも、我慢しました。(笑)
Mさんとお話する前、時折、私の頬を触れる”顔なじみ”さん。
とてもくすぐったいのです。
彼は、何度も、何度も、頬を優しく触れるのです。
そのことを、Mさんに伝えました。
頬を優しく触れるそれもご存知でした。
それは、
Mさんへの愛に満ちた温かい優しいkissだったのです。
” どうしても会いたい家族に会うため色々な場所や仕方を探して “
ご依頼フォームの備考欄にそう書いておられたMさん。
他の方々もそうだと思います。
目に見えないことが本当かどうか・・・一般的にはアヤシイと
思われていることであっても、一筋の希望を見出したい_
” どうしても会いたい “
依頼人様の一心です。
今も生きておられることをちゃんと伝えたい_
これは簡単なことではありませんが、
他人様のためにだから、
” よっしゃ、がんばろか!”
と思えます。
とにかく、
ご家族に逢えて 良かった!
本当に、良かった。
これ、何の野菜だと思いますか?
え? 簡単? きゅうり?
これですよ、これ。
え? 何? もしかして・・・メロン?
当たり! メロンです。
メロンも、いくつかを先にもいで、どれを残すかにしないと
甘みが足りないそうです。
で、小さいうちにもいだのは、このように切って、
浅漬けのようにしますと、すっごく美味しいんですよ。
きゅうりとは違う美味しさがあります。
まぁ、ウリ科はウリ科ですけどね。笑
アガサ