自然治癒力はあったみたい 〜ステロイド薬害皮膚炎〜
励ましのメールをありがとうございます。
日に日に、回復している実感がここ1週間で突然やってきました。
嬉しいです。
今、ステロイド皮膚炎で辛い思いをされている方のためにも
記録を書かせて頂きたいと思いました。
同じような副作用皮膚炎になった方々の経験ブログを
読ませて頂いている時に、
「 お若いから、この回復力なんだろうなぁ〜・・・」
そう思ったりもしていました。
” 50過ぎた自分に自然治癒力があるのか??? “
これが正直な気持ちでした。
スピードは遅くても、ありました。(嬉しい)
ステロイドを使わない処方をされている専門医が
長野県にはおられないので、自力を選びました。
都内や関西にはおられるのですが、そこまで辿り着く体力も
気力もなかったのです。
経験された方々の症状を参考にしたり、
皮膚システムの概要を調べたりしている内に
発症からの、皮膚状態の疑問が明らかになっていきました。
自分で自分の回復を忍耐強く待つだけでなく、情報収集。
皮膚代謝に特に必要な栄養素はどういうものか、
代表的な副作用(症状)はどういうものなのか、
皮膚はどのような段階を経て、回復していくのか、
こうしたを知識として、ざっくりと知っておいた方が慰めになります。
副作用の症状については、不安は不安ですが、
避けては通れないもの。
身体だって必至なんだから・・・しぶしぶ諦めの境地でした。
気持ち的には、
専門医(脱ステロイド治療)に診断を仰げるのは、すごく安心。
けれども、専門医に診て頂いたり、入院したとしても、
酷い症状が一応の落ち着きを見せる”3ヶ月間”は我慢する他ないようです。
※ステロイド使用期間も関係するようですが、副作用のピークには個人差があるようです。
これが出来ないようだったら、専門の名医に診て頂いても、一緒。
誰かが治してくれるのではなく、自分。
” キツい副作用症状には、理由がある!” のですから
理詰めで自分でなだめながら、耐えるのみ。
これしか、ないのです。
そう思っても、自分の感情と向き合う(闘う)のは難しい。
自律神経もやられてしまいますから、自分ではない自分が
あらわれてしまう時があるのです。(この症状も副作用)
” 何もしない ” で、大丈夫か?”
” 専門医でなくてもお医者さんに診て頂いた方が良いのじゃないか?”
と、つい思うのです。
この皮膚炎は薬によって身体が害を受けたんだから、
もう、同じ目には遭いたくない! と心底思いました。
痛みと気が狂うほどの痒さに耐え、身体の機能の様々な不具合を
日替わりで経験させられるのですから、何回も心が折れました。
(もうええ加減にしてくれ、と何度思ったことか。)
とりあえずの3ヶ月の間を耐え続ける根性と忍耐が、
自分にあるのかどうか・・・
少しでもマシになるのかどうか・・・
いつまで耐えれば、マシになるのか・・・
一種の懸けでもあります。
自分の内での人体実験でもありました。
症状が辛くなりますと、先が見えない不安で、泣いたり、
” 自分はもう若くないから治癒力なんて無い。” とかね、
” 交流を待っておられる方にいつ返事が出来んの? 自分はこのままなん?”とかね、
まぁ、ありとあらゆる弱音を独り、吐くんです。
50過ぎ、なのに。(苦笑)
” 他の人達は回復しても、自分が回復するとは限らないんじゃないか・・・”
そんな不安に何度もかられました。
それでも、365歩のマーチの歌詞に励まされながら、(笑)
不安になったら、皮膚の働きの本を読み返して、知識で自分を
なだめ、納得させる毎日。
そんなある日、突然、回復の兆しがやってきたのです。
皮膚の伸縮性が未熟な時期に、難儀したのは首です。
” 首って、こんなに動かしていたのか?!” と思う程。
肌の伸縮性がないということは、可動範囲が狭いのです。
カチンコチンの人形の気分でした。
(首を動かすと首のシワが切れるんです。痛かった。)
栄養素以外で心掛けたことは、夜、決まった時間に横になること。
夜21時〜22時にはお布団の上で横になること。
睡眠障害も副作用のひとつで、夜、あまり眠くならないのです。
交感神経と副交感神経の絡みがあるので、痒さもありますが、
眠れない前提で、横になること。
” 寝ないと!” と思ってしまうと、気が焦るので、
” 身体を休めよう ” と気楽に思うようにしました。
ピークの最中、極稀に、数時間の睡眠が摂れたことがありました。
寝れるって、しあわせ!
これも回復してるってことやんな、と自分に言い、
些細なことが本当に嬉しかったのです。
外気に触れるだけで、皮膚が痛いことも経験しました。
こんなに皮膚は薄いのに、外気から守ってくれているんですね。
本当に、身体は多機能でスゴい。
周囲を眺めながら歩けるようになれたのも、嬉しかったです。
15分、30分・・・と外に出ても大丈夫な時間が伸びていくのは
ものすごく嬉しくて、自信にも繋がり、気分転換になりました。
重い病で外に何年も何十年も出れない人達は世の中にいっぱい
おられることを思いながら、歩けそうな日は少しでも歩きました。
ステロイドを塗っていなかった部分にも症状が広がっていき、
頭部から足首まで、全身へと広がっていく様に、不安が増しました。
それでも、我慢我慢と言い続け、耐えるのみ。
余波的な症状も、2ヶ月を過ぎた頃から回復しはじめました。
両腕に固い肉のギブスをはめているような感覚が薄らぎ、
両足の浮腫も少しずつ引いてきて、
病的な倦怠感からの脱出し、
目も開けれるようになり、
口も動かせるようになり、
体温調整が出来るようになれたのです。
いつもよりも多く抜けていた髪、
後退していく生え際、
抜けて落ちていく眉毛も、少しずつ回復。
いつまでもじゅくじゅくしていた耳近くの頬には
長い産毛のようなのが生えてきました。
( 見た目は分かりませんよ。産毛ですから。笑)
皮膚が未熟だから、産毛で皮膚を保護してるんだろうなぁ・・・
しつこいですけど、身体ってスゴいなと思います。
あとは、
頭皮まで剥がれてきたのには、びっくりしました。
予想外な場所だっただけに、ストレスでした。
これからも、数年内は悪化の波はあると思います。
ピーク時のような強烈さではなく、
小波で緩やかで、回数がどんどん減ってき、
保湿剤無しでも丈夫な肌質へと回復していきます。
身体(細胞)は、私がどれだけ凹もうとも関係ないんですね。
休みなくやるべきことをやってくれているんだ・・・
自分の細胞を見習わんとイカン!と思いました。
そして、
地味で地道で副作用がないのが自然治癒。
即効性のあるステロイド外用剤を言われるまま塗っていては、
この経験は得れませんでした。
お医者さんが治してくれる、薬を飲んだら治る、楽になる・・・
これが自分の中での常識だったのです。
その常識は、私の中で崩れ、なくなりました。
薬害皮膚炎でエラい目に遭いましたが、治るためには
あの酷さが必要だったんだなとも思えます。
自然治癒に対しては、一ヶ月半あたりまでは確信はありませんでしたが
実際に経験してみて、皮膚への理解は深まりました。
辛い症状と耐えた数ヶ月は、無駄ではなかった。
自分の身体の声に耳を澄ませること、
皮膚は、薬を塗るよりも自然に任せておくこと、
悪化すること(排出)は、必要だったんだと思います。
いろいろとご心配をおかけして、すみません。
励ましのメールをくださり、本当にありがとうございます。
すごく励まされてます。
おかげさまで、少しずつですが、回復しています。
★今、ステロイド皮膚炎で困っておられる方のために★
これは、あくまでも、個人としての記録です。
私の場合、家庭都合で受診を断念しましたが、
一度診て頂いたほうが、大きな安心を得られると思います。
大抵、皮膚科は、長い時間待って、診察は1分で終わり・・・
というのが多いですが、そういう場合は大抵、ステロイドを
出されます。
あなたの辛い皮膚状態をしっかりと観察され、
受診側の話を聞いてくれて、
受診側に選択の余地を与えてくれる専門医は、必ずおられます。
身体というのは、そうは簡単には治らないもんだと覚悟して、
出来るだけ、気楽に構えられますように。
★閲覧される方、ご注意願います★
クリックされますと大きな画像が出来ます。
皮膚の状態がグロテスクですので、気を付けてください。
(マシな状態の記録写真を選んで掲載していますが、酷い皮膚状態です)
※大きな画像ですので、目の部分には、目隠し画像を置きました。
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★閲覧される方、ご注意願います★
= 口直し的なおまけ =
ようやく、普通に歩けるようになったので、前から撮りたかったお花。
りんご散歩道の途中に、お家一軒分スペースがマーガレットエリアなんです。
すごく和みます。
そういえば、葉山で英語を習っていた時、T先生は「デイジー」と言ったなぁ。
先生、お元気かな。
牛、豚、猫、犬、鶏が居るってメールあったなぁ〜。
可愛いって書いてあった。笑
我が家の新入り、りんごです。
5ヶ月なんですが、力が強くて、びっくりします。
若い力って本当にスゴい。
山犬と言われるだけあって、身体能力がスゴいんです。
まいったなぁ・・・こけそうになる。
(シニアわんことの散歩が体力的に丁度良いなぁ。)
アガサ
少しでも良くなられているようで
嬉しいです。
ご自身を甘やかしてくださいね。
またお会い出来る日を楽しみにしております。
アガサさん
おひさしぶりです。
お元気ですか?
ひまわり様
その後、皮膚の方はいかがですか?
目に見えてすぐに!回復してほしい気持ちでいっぱいですが、まあ、身体というのは、大抵、自覚するまで「3ヶ月」はかかります。トレーニングなども毎日メニューをこなし、食事内容も、生活サイクルも全て地道な努力で気がついたら「何となく・・・」と思えるのが、3ヶ月でした。(過去経験より)
なので、皮膚もそうなんだなと思いましたよ。(これも過去経験より。笑)
いつでも、気楽にメールください。
私で経験した皮膚炎期間について役立つのなら大歓迎です。
アガサ