誇りと幸せ

新緑美しい日、Nさんの交流をさせて頂きました。
まずは、お読みください。
ほぼ、全文掲載させて頂きます。

– – – – –

今日はありがとうございました。
久しぶりにアガサさんとお話し出来たことも嬉しかったですし、側にいてくれているのがわかったのも嬉しかったです。
私ももっとお話ししたかったです!

なんとなく側にいてくれてるはずと、思ってはいましたが、アガサさんから聞けて良かったです。
主人が私のことを大好きなの、自信持ってます(笑)

(割愛)

偉そうなことを言いましたが、テレビを見てて家族や親子みたいなのが出てくると、幸せそうなのは見たくなくて、羨ましいし妬ましかったりしてしまいます。
私にもあったはずなのにと、悲しくなってきます。
しょっちゅう泣いてますし、戻りたいし どこかが違えば死なずにすんで一緒にいられたのかなと思ったりしてます。
叶うことがないのはわかりきっているけども、それでも思います。

ただ不思議と、それでも私は不幸じゃないと思うのです。
夫婦でいたこと、親子でいたこと、家族でいたこと、間違いなく幸せな時を過ごした大切な大切なかけがえのない時間なんです。
確かに三人ともいたのです。
そしてこれは、変わらない。
親バカですが、よそ様に見せびらかしたいくらい 自慢の二人の息子です。
私のことをずっと守ってくれてた主人にもありがとうと感謝しかないです。
良いところしか思い出せない(笑)

そんな家族と過ごした私は、やっぱり幸せだと思います。
変わらない生活が出来るのも、主人に守られているから、主人のおかげで有難いと感謝しています。

他の人からみたら、「◯◯さんちはなんて不幸なんだと」思われているんだろうなと思いつつ。。

主人もお誘いしてましたが、ぜひ!泊まりで遊びににいらしてください。
楽しみにしていますね。

– – – – –

Nさんとお会いしたのは、もう何年前でしょうか 覚えていません。
どっしりと存在感あふれるご主人と、華奢で儚げな少女のイメージのNさんご夫妻から何度かご依頼頂戴していました。
交流はいつも、涙と笑いのごちゃまぜ。
交流を越えて、人と人としての友情が生まれてきます。有難いことです。
ただひとつだけ、私が守っていること_
親しくなっても、自分から根掘り葉掘り尋ねない。
これは守り通しています。
例え、聞かされたとしても、親愛こめて「右から左」に聞き流します。
それぞれのご事情は、尊重すべきであって、意見することではないと思うからです。

悲しみ、辛さ、憎しみ、妬み、
嬉しさ、喜び、自慢、自己中、
そして、
心の闇。

これらは、私達人間ひとりひとりが持っているもの。
万遍なく持っているもの、です。
100%、前向き
100%、後ろ向き
そんな人間は おりません。
ごちゃまぜ です。

話、それました。すみません。



Nさん交流の前夜だったでしょうか、
がっちりとした頼りがい満載のご主人が来られてびっくりしたのを覚えています。
Nさんのご主人と出会った時の印象が、
棟梁と僧侶を混ぜたような方でしたので
肉体を持っていても、これほどの能力(意思)を
持っている方はいないよなぁ・・・
心底、感心しておりました。

翌朝もお見えになって、
「 今日は 男三人で 来ました! 」
と、それはそれは 嬉しそうに元気ハツラツで仰ったのです。

相変わらず、頼もしいご主人節だなぁ・・・
それにしも、スゴいな・・・
そのように思っていました。

Nさんからご連絡頂き、昨夜からのこと 今朝のことをお話ししました。
「ご主人は本当にスゴいんですけど。 正直、私には ワケわかりません。
他界された方と話すような感じだけども とてもクリアで・・・
『男三人で来ました!』って元気よくおっしゃる。
でも、ご主人はお元気なのになぁ・・・」

てっきり、私が うつつの世と他界を行き来してしまうために誤作動が起こっているのか?
とうとう ボケが酷くなったのか?
そんなことを思いながら、Nさんにお話ししました。

Nさんは、嬉しそうに、切ない気持ちをこらえて、
「主人、亡くなったんです・・・
三人で来てくれましたか?! 
嬉しいです!」
と仰ったのです。

え?

ご主人が?
あの、ごつい、存在感あふれるご主人が・・・

なんかね、私、泣けてきたんですよ。
何て言うんでしょうね。
元気な友達の他界と突然知らされた・・・
ショックと似ているでしょうか。

長年、交流をさせて頂くと様々なことがあります。
歴史
人生は深い。



全文を載せたいと思ったのは、これからお話しいたします。
交流も終盤に入りまして、
Nさんが話してくださった胸の内を私の内にだけ留めておくのは勿体ないと思ったのです。

「子どもを病気で亡くし、
事故で亡くし、
夫婦ふたりでやってきて、
主人を亡くし・・・
他から見たら、不幸の連続と思われると思います。
でも、私 しあわせなんです。
主人と結婚して、子を授かって、幸せ。
どうなっても、
私は 子のお母さんで、妻に変わりませんから。」

Nさんは泣きながら、笑いながら、そう仰ったんです。
心は温かくも、涙がいっぱい流れました。



” どうなっても 私は 子のお母さんで 妻に変わりありません。”



ほんまに そうです。
おっしゃるとおりです。

どうなっても
親は親で、
妻は妻。

この事実に永劫 変わりありません。



アガサ

※6/19(誤字修正、写真追加)
りんごの散歩道、長野電鉄線路沿いに咲いてました。結構、背がたかく、茎と葉の存在が大きいです。

+44

4件のコメント

  • アガサさん、感謝の気持ちを伝えたくて、初めてお便りします。
    最愛の夫を3年前に、突然死で喪くしました。
    底が見えないような真っ暗の中で、アガサさんのブログに出会いました。
    亡くなっても決して無になるわけではない、姿がなくてもきっとそばにいてくれるんだと、信じる力を頂きました。
    今日のNさんとの交流のお話しも、自分と重なる部分も多々あり、とても励みになりました。
    いつか私も環境が整いましたら、アガサさんと夫と交流したいです。
    お忙しい毎日と思いますが、どうかご自愛ください。
    ありがとうございました。

    • JJ様、コメント表示が遅くなりましてすみませんでした。
      信じる力は、元々あると思っています。ただ、私達が激烈な悲しみに追いやられた際には、自分の感情の大波がものすごいですから、信じる力が鳴りを潜めてしまうのだと 私自身の経験からそう思えます。
      悲しむことと信じることは、別のエリア。悲しんではいけないと言われても、悲しいものは悲しい。感情を無理に抑え込み過ぎる方が後々しんどいです。素直に悲しむ。素直に自分の感情(嬉しくない方面)を認めてやること。これら経験してこその、信じる力です。
      今までも、これからも、JJさんは夫さんの妻に変わりはありません。ここに自信をもって頂きたいと思います。

  • アガサさん、お忙しい中、お返事ありがとうございました。
    お花の写真(オクラの花に似てますけど違いますかね⁈)
    色が鮮やかで、元気をもらいました。
    最後に書いて下さった、”自信を持つこと”
    私は、自分に自信がなく、後悔ばかりで、いつも主人の遺影に向かって、
    “私はパパと出会って結婚して幸せだけど、パパは、後悔してない?”
    と、いつも尋ねてました。突然死で最後の言葉も交わせなかったので。
    昨日は、結婚記念日。パパからメッセージを受け取ったようで、嬉しかったです。ありがとうございました。

    • JJ様
      お返事遅れました。
      オクラの花にも似ていますねぇ(ググってみました)。長野は街中でも標高があるからでしょうか、葉山では見かけない花や小鳥たちを見かけます。カッコウの声を聞いた時、どこかのお家の目覚まし音だと思っていましたら、住宅街で見かけてビックリ。感動しました。
      【自分に自信がある人・状態】は、何も視ていないと思えます。そういう人の空気って近ると気持ち悪くなるんですよ(苦笑)。
      そういう人の周囲の空気は、不透明で気持ち悪いです。 愛情というのは、与えたり与えられたりといったことではなくて、自分のことよりも相手の幸せを願い、相手の存在に心から感謝している無形のものだと思うのです。
      JJさんがパパさんと出会って幸せだと思えておられるのなら、それは言い換えれば、パパさんがJJさんに愛情を持っておられるからこそです。 文章表現今ひとつですけれど、そういうことですよ。JJさんがご自分に自信が無いというのはパパさんの愛情には何ら影響ありません。心からそう思います。

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