愛と安らぎのお城
何度かご依頼を頂いたHさんが
お家へ招いてくださいました。
出掛ける前に、
メールチェックをし始めた時、
すっと話しかけられました_
” 僕の奥さん・・・・・・”
内容は、思い出せませんが
そう話しかけて下さったので、
( わかりました。)
とお返事をしました。
そうして、電車に乗り、
お待合せ場所に、到着。
少し早めに着いたのに、
もう待っていて下さいました。
お家に入らせて頂き、
お仏壇の前に座らせて頂きました。
とても心地良くなってきて、
自然だけど、不思議な感覚に包まれ始め、
「 なんだか・・・・・・ 」
と言ったまま、言葉で表現できない
幸福感に私は浸り始めました。
「 では、そろそろ 始めましょうか。」
そう言う私自身がおかしく、内心、
( もう話しているのに・・・ )
( 始める、っていうのは変だよなぁ~ )
そう思いました。
椅子に腰掛けると、少し、椅子の位置を
動かしたくなりました。
椅子を動かしてもいいですか?
と了解を頂きました。
では・・・と思ったら、
私の座っている椅子が揺れ始めた!
(あれ?)
その揺れは少しずつ強くなってき、
Hさんも揺れていらっしゃるかと
ちらっと見たものの、私だけのよう。
地震による揺れの感覚とは違う
揺れ方をし、私は・・・
揺らされているのだと自覚しました。
こうしたことは、というか、
人と話す時は、
物事を話す時、伝える時に、
相手に不安を与えることは、
絶対にしない_
私の子どもの頃の経験から得た、
人道的美。
揺れてることはわかったので、
もうこれ以上は揺らさないで欲しいと
心で願い、収まったきた頃に、
Hさんにお伝えしました_
「 揺れてますね。」
と。
Hさんは、驚ろいた顔をされて、
「 実は・・・」
と話し始めて下さいました。
その後は、ご主人がそれら一連のことに
ついて思いをいろいろと話して下さり、
そのことをHさんにお伝えしました。
その他にも、ご主人が伝えてこられる
思いについて、心の中で話したり、
そのまま、Hさんにお伝えしたり、
あっという間に時間が経ちました。
ご主人がお話くださったことは、
Hさんにとって、まさに、現実に
直面していることであり、
ご主人にお尋ねになりたいことで
あったと思います。
その日の夜に頂いたメールに
書いて下さった一部をご紹介しましょう。
– – – – –
人は死して死なない のだなぁ。
と、アガサさんとお話ししていると思います。
亡くなっても、いつまでも心配し、
見守り続けていてくれる。
アガサさんと出会わなかったら、
きっと疑問だったり、
自分の期待だったりして、
想像の範囲を超える事の出来ない事柄が、
少しづつ少しづつ明らかになってゆく。
嬉しい事です。
幸せな事です。
それらの事を伝えたいただける事は、
これからも、主人と共に歩いてゆく私にとっては、
とても大きな希望であり、支えです。
– – – – –
ご主人が私に何度もおっしゃった思い_
「 ここは、ふたりのお城 」。
ええ、わかりますとも。ご主人。
足を踏み入れたまなしから、
ご主人がどれほど、おふたりのお家を
大切に思ってらっしゃるか、
伝わってきましたもの。
お仏壇の前に座らせて頂いた時の
あの時から、私と重なって伝えたいと
思われていたことも。
Hさんとのおしゃべりに参加されていた
ことも。
自分の返事として、○○を鳴らして
おられたことも。
あんなタイミングよく、○○を
鳴らされることに私は可笑しくて
思わず、笑ってしまいましたもの。
私は、すべてをこじつけたりはしない。
現実的視点を大切にしてるから。
聞こえる、見える、といったことを
私のチェック項目をクリアしたことだけ
口にしています。
それらを自然にお伝えするのが私の役。
なぜなら、
すべては 自然だから。
不自然なことは、私は大嫌い。
とってつけたことは、好まない。
不自然なことに、興味はない。
帰り際、Hさんは、
駅の改札でずっと見送って下さいました。
「 また、来てね。私も行くから。」
嬉しそうな顔に私も嬉しくなりました。
あ、そうそう。
出掛ける前のメールチェック時のことを
Hさんにお伝えすると、
「それは合ってると思います!
その少し前に、主人に
『 今日はアガサさんが来られるから
いっぱいお話してね。』って
私、話しかけていましたもの!
へぇ~、守ってくれたんだぁ~。」
と、嬉しそうにおっしゃっていました。
奥さんのこと、大好きなご主人ですもんね。
ふふふ。
これからも、おしあわせに。
合掌
アガサ