人を救いたい気持ち
先日、ご依頼くださった その機会に
あちらに調整しはじめるやいなや、
あらわれてくれたのは
とても聡明なお子さんでした。
一緒に来られた方々は、
お子さんを温かく見守って 後ろに
ひかえておられました。
こんなに小さいのに、私を見つめて
まっすぐに来てくれるなんて・・・。
躊躇するほどの”真っすぐ”な子。
あぁ、本当に良い子だな・・・
と思わず言ってしまうほどでした。
お伝えすると、ご依頼人の女性は
こらえきれない涙が溢れでたようでした。
「 わたしの子どもです・・・」
(うちの子どもとおっしゃったかもしれません)
小さなお客さんは、少しずつ伝えて
くれました。
時折、一緒に来て下さった方々が
お話もされて。
そのお話さえも、お母さんにとって
わが子だと思えることでした。
終盤の方で、私に言ってくれました_
「ぼく、ひとをすくいたい。
いっぱいべんきょうして、
おいしゃさんに なりたいんだ。」
(あぁ、そうなの。お母さんに伝えるね。)
驚いたのは、
2〜3才のころにすでにそうしたことを
話していたとお母さんが思い出されました。
もうこれ以上は、内緒にしておきましょうね。
親よりも先立つ子どもさんは、
どの子も 胸がしめつけられるほど
本当に 良い子ばかりなのです。
そして、
親御さんもまた、心の美しい方ばかり。
どうして、そんな良い方々ご家族が
これほどまでの辛い悲しいことを
経験しなければならないのか・・・
いつも 胸がしめつけられる思いが
いたします。
” ひとをすくいたいんだ。”
ご家族に見守られ、
しっかりとご飯を食べられ、
のびのびと成長されている様子を
少しはお伝えできたようにも
思います。
昨今の、子どもへの虐待、誘拐などの
ニュースの多さには閉口しています。
やりきれない思いの方々が多いことでしょう。
私もそのひとりです。
方や、
わが子を心から愛し、大切に育てておられる
親御さんも多くおられます。
こんな私に何が出来るのか_
私に出来ることは、
家族との日常を愛しく思い、
丁寧に生きていくことしか ありません。
悲しみの淵におられる多くの方々の思いを
一日足りとも 忘れることなどないのですから。
本当に、聡明なお子さんです。