他界の日常

” あちらの世界のことをブログで教えてほしい。”

と心からのメールを頂きました。

私はこの世に生きていますので、直接知ることは無理でしょう。

しかしながら、”ご機会”を通して教えて頂いたことを

思いつく範囲で書かせて頂きます。

– – – – –

生活環境は、こちらと似ているようです。

図書館があったり、

学ぶ場所(施設)のようなものがあったり、

音楽を聴くようなホールのようなところがあったり、

土手があったり、というような具合。

家もあるようです。

多分これは、こちらから他界に移行した際に

” 馴染み易い ” ように配慮されているのではないかと私は考えています。

食べることについては、あまり触れられたことはないように思います。

身体(肉体)を保持する必要がないからでしょうか。

私たちが摂っているような ” 食事 ” が、必要がないのも頷けます。

お供えについてご依頼人さんからよく尋ねられますが、

上記の通り、お供えを他界では食べている!とは言われたことが

多分ないと思います。感謝こそすれ。

” お供え ” したものを ” 食べる ” ということではなく、

お供えをする人の思う気持ちが届く、というようです。

心地良い空気のように届くと思われます。

他界してからしばらくは、のんびりされるようです。

一概には言えませんが、他界との交流は、早くて半年。

1年ほどは待った方が良いと言われているのは、

他界でゆっくりと馴染む、養生する期間に当たるのだと思います。

ただ これも、一概にいえません。

人によって違うようです。

例えば・・・

運動会に参加し、山登りに参加し、会社で泊まりがけの出張があり、

帰ってきてから、溜まりに溜まった洗濯物の山と散らかった家の中

の掃除をし、しかも大家族分の・・・。

こうして例えを考えるだけで想像するだけ私は疲れますが(苦笑)

こういうのってとても疲れそうでしょう?

これをやり遂げて、「 あ〜あ、疲れた。ちょっと休もうか。」と

昼寝をした とします。

1時間程の昼寝時間で復活!の人もいれば、

何だか1週間ぐらい身体がしゃんとしないなぁ〜という人もいます。

そのような感じで、回復のために睡眠時間や熟睡具合が

人によって違います。そのような意味です。

「 え?半年も寝てるの?1年もゆっくりするの?」

と思われるでしょう。

寝る、というのはちょっと違います。

ゆっくりする、馴染む期間ということです。

コミュニケーション方法も、こちらとは違いますから、

ちょっとずつ慣れるためにそれぐらいの期間が要るのだろう・・・

というところです。

” 時間 ” が他界をコントロールしているわけではありませんので、

その感覚は薄れてゆくと思います。

時間の前後がはっきりしないのかな、曖昧なのかなと思うことも

多々有りました。

人それぞれ、時期それぞれですが、

話しかける内容がハッキリ届く、ということではないようです。

それも頷けます。

良識で考えて頂ければおわかりになると思いますが、

私達が家族と同じ屋根の下で暮らしていても、

本人の何から何まで ” 知ってる ” ということがないのと一緒。

それと同じです。

盗み見、盗み聞きをする、というようなことはないのです。

他界は、魔法の世界ではありませんから、

手品のように物がポンっと現れるわけではありません。

そんな楽な世界なら、私は物質世界に生まれようとは

思わないなぁ〜(大笑)。

でしょう?ねぇ。

例えば、こういうことを尋ねられたことがあります。

お供えをすると、他界でそのお供えが出てくる・・・

と。

あきらかに、物質世界の考え方だと思います。

他界は、物に頼らなくて良い世界です。(笑)

考えられるのは_

そのようにお伝えされた方(伝え手)は、

とてもファンタジーなことがお好きなのかもしれませんね。

あるいは、どこかでご本を読まれて、その本に書かれた内容が

正しいと鵜呑みされ、伝え手の意識に記録されているのかもしれません。

それでそうお伝えになったということも考えられるでしょう。

伝え手の思考や考え方というのは、伝え方に多いに関係してきます。

意識的であろうと無意識に近い状態であろうと、影響は出てきます。

だからといって、「 他界は何もない」とは違います。

誤解されませんように。

物欲が薄れていくのです。自然に。

必要なくなってくるのですから、それは自然な流れです。

そして、その流れは「 心の充実 」だろうと思われます。

私たちのいる物質世界と違うところは、物以外にもあります。

わかりやすく申し上げますと「 治安が良い 」ということです。

欲から犯罪を起こし続ける人々は、そういう人々ばかりが周囲におられます。

言うなれば、犯罪者心理のエリア。

つまり「 類は共(友)を呼ぶ 」です。

似たような者が集まってしまうのです。

例えると・・・

いじめる人が他界したとします。

周囲は、自分と似たような「 人をいじめる輩 」ばかり。

類は友を呼ぶ、というのは、そういうことです。

いじめるのが好きだから、まぁ、いいのか。

嗜好ですもんね。

ご本人がこれはいけないなと気づくまでは

ずっとそのままだろうと思います。

私たちの世界では、刑務所というのがあり、刑期を終えると出ます。

心から反省しなくても、刑期を終えると出て来れる。

刑期というのは「 制限(期限) 」です。

物質世界ではあらゆるところに、制限があります。

物質は必ず劣化します。肉体も衰えますよね。

それが、他界ではありません。制限がありません。

物質がメインではなく、心がメインだからです。

小さな子どもたちは、近親者や周囲の方々に助けられて

すくすくと成長します。

いじめや虐待によって他界した方々には、

サポーター(守護霊方)の手厚いサポートがなされるのです。

病気などを患っていた方々は、肉体を保持する必要がなくなり、

痛みから解き放たれ、身軽になり、心軽やかになります。

そして!

愛しい家族である、ペットたちとも会えます。

会える!遊べる!

これも、嬉しい再会です。

虐待されたり、動物実験台、商品のために殺された動物たちに

愛情を注ぐようなことを他界でやりたいと思っています。

私の、他界後の楽しみのひとつです。

あとは・・・

こちら的なラベル(学歴、職歴、お金、家柄など)は一切なく、関係ありません。

それを生き甲斐にされている方には残念なんですけど。

執着が悪いわけではないのです。

人に迷惑かけていることも知らずに、我欲を通すほどの執着は

大変だろうなぁ・・・と思って、ニュースを読んだりしてます。

まぁ、ご自由になさればいいと思うけど、

” 自由 ” の持つ本来の意味ではないと思います。

他界後、ゆっくりされたあと、

少しずつ、他界での生活に馴染んでゆきます。

家族のことを思ったり、見守ったりしつつ、

自分と向き合います。

そうして、

大抵の方々は「 他のために尽くしたい 」と思われるようです。

他界まなしの方々を助けたり、手伝ったり。

大震災など人々や動物たちが困っている状況を助けに行かれます。

そうおっしゃっていた方々がおられました。

忙しかったと言われていました、そう言えば。

まるで、ボランティアのような働きをなさるようです。

こちらと他界での生活は

同じではありませんが、類似していると思います。

こちらからすれば、あちらは「 他界 」。

あちらからすれば、こちらは「 他界 」。

家族を心から思いながら、

愛する人を心から思いながら、

愛しいペットたちを思いながら、

こちらで懸命に生きたことを誇りに思い、

私たちもまた、精一杯、人として生きたい。

私自身、そう思っています。

ご機会に同席させて頂いても、私は、

他界を追求しようとは微塵も思いません。

自分から「 他界を知っている。」などと言うことに何の意味があるのかな?

と思います。私にとってそういう感情や行動は、全く意味がない。

他界に居る家族や多くの人々、動物達が健やかに生きている_

それで十分だし、それを信頼して、安堵して、

自分もこちらで生きたいと思っています。

” 他界もこちらも、尊重する。”

どこに居たって、どこで生きていても、

生きること、死することを心から大切にまっすぐ見つめたい。

それで善いじゃないですか。ね。

機会を頂けば頂く程、他界に関しては言えなくなります。

こちらにいながら、他界を知り尽くすことは 無理。

こちらでさえ、知らないことばかりです。

ご家族や愛しい人の他界により、

悲しみの中におられる方々に心から申し上げます。

悲しいのは、自然なのです。

悲しみをなくそうと、抹消しようと思うから無理があるのです。

私は、悲しみも辛さも楽しさも嬉しさも怒りも経験しています。

どれも私の大切な感情だと思っています。

悲しいのは、

それだけ大切な大きな存在だからです。

命は、存在は、偉大なのです。

家族の他界は、誰にとっても悲しい。

そうでしょう?

こう申し上げることを誤解なく噛み締めて頂きたいのです_

悲しい気持ちが辛い、ということは、

愛しいご家族を思っている、ということではないのです。

自分が辛い状態から逃れたいということに集中しているだけなのです。

自分の心と向き合う、というのは

こちらにいても、他界にいても永遠のこと。

すべては、自分の心。

心次第。

– – – – –

これで締めくくらせて頂きます。

懸命に書きました。

文字からは誤解も生じると思います。

それも承知の上で、書きました。

これが正解、ということではなくて、

良心で読んで頂ければと思います。

夏が近づくと、他界に関係することを 何故かテレビで番組をされます。

ゆゆしき行いだと思います。

なぜなら、テレビから見聞きする内容は「 本当。正しい。」_

テレビをご覧になっている方々が、テレビから放送されることは

真実だとお思いになるからです。

メディアは、大衆への影響をもっと真剣にお考えにならねばなりません。


これこそ、この時期!(笑)
蚊、見えますもんね。実際、痒いですもんねぇ〜。(大笑)
蚊取り線香のどこが「真ん中」ぐらいだろうと思っていました。
そして、糸で計り、真ん中が写真のあたりぐらいと分かりました。
「 へぇ〜、意外だなぁ・・・」
と言いながら、真ん中あたりをポキッと折って、2カ所に分けて点けました。
大体ですが、80センチ弱ほどの長さでしたよ、蚊取り線香。
私の日常はこんなようなことをふと、やります。(笑)
これが息抜き。(大笑)

アガサ 葉山在住
天国との対話 愛しい家族との時間
~天国の人々の思いを伝えています~

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6件のコメント

  • とても安心しました。
    離れていても娘のことを想わない日はありません。
    そんな中向こうでの暮らしを少しでも知ることができたのは本当にありがたいっておもいました。
    ありがとうございました。
    哀しみはただただ私が哀しいだけ娘のことを想っての涙ではなく自分が哀しいから…。
    そう言っていただけて、変な話ですけど気持ちがスッとしました。
    ずっと自分だけがこんな自分勝手な涙を流していると感じて苦しかったのですがはっきり言ってもらえるとなんかホッとしますね。
    それでもその存在の大きさは比べるものがないほど大きいからその哀しさも私のものとして大事にしていきたいと思います。
    そしてまた辛くなったらこのブログに戻って何度も読み返します。

  • こんにちは。コメントを有難うございます。
    他界のことで、恐いこと悪いことは何一つないと思います。
    こちらの世界のような「いい加減」なところはないと思われます。
    この季節になると様々な番組が作られますが、私からすれば
    醜いと思うのは、視聴率や人気のために番組に関係する人間の我欲です。(苦笑)
    悲しみについては、他人事だから、ということではありません。
    私自身の人生を振り返り、自分自身に対して そう思いました。
    誤解されることなく、読んで頂けて嬉しいです。
    アガサ

  • アガサさん
    静かな優しい思いを 優しい愛を 有難うございます。
    ホッとします。
    息子が沢山の愛に包まれ 楽しく笑っている 元気でいる 
    そお思うとホッとします。
    アガサさん本当に、有難うございます。

  • ちえさん、有難うございます。
    伝えるということは、夢や希望を与えることとは少し違うと思っています。
    私が子どもの頃から「これだけは」というのは、それが真実かどうか、
    人の感情による想像や妄想かどうか、ということでした。
    確かなことは、2つ、あります。
    私には、いわゆる"宗教"的な関係や背景とは、一切無関係であること。
    そして、平等な気持ちでものごとを検証する、という性分です。
    私の伝えること全てが、100%とは思っていません。
    できるかぎり、それに近づけることは日々のご機会を通して確かめている最中です。
    こんな頑固な私ですから、あちらの方々もご苦労なさっていると思います。(笑)
    感謝をこめて。
    アガサ

  • 「死んだ」と思ったあの人も、あの人も、むこうでみぃーんな元気に生きている。こんなに嬉しいことはありません。所在地は分からなくても、そのような場所があって病院やら図書館やら音楽ホール(!)まで揃っているんですもの。亡くなった母親のむこうでの役割は何だろうな?そんな想像するのもまた楽しいです。
    私が聞いた話だと、こちらに生まれてくる際に「役者決め」みたいものがあって、いい人悪い人の役者が揃う(お互いに自分の課題に取り組む為の最善の振り分け)と、「はい、生まれてよし!」とゴーサインが出るとか、出ないとか。(そのような話聞いたことあります?でも、以前の記事で、アガサさんの外国のお友達の手紙?言葉?を通訳して載せておられたものに通じるものがありますね。)
    悲しみや怒りで、日々心がギュッと固くなる時があります。
    そんな時にアガサさんのblogや、同じく大切な人との別れを体験した皆さんのコメントを見ると、心がほろっとほころびます。
    いつもありがとうございます。

  • おはようございます。
    我が子が今どんな所で、どんな暮らしをしているのか、毎日毎日想像します。
    知らない世界へ子供を送り出すのは、親としてやっぱり心配でたまらないです。
    だからこうやって、あちらの方との交流を通じて知り得た事実を教えてくださることが、本当に有難いです。
    治安が良いって聞くと本当に嬉しいです。
    すくすく成長するって聞くと、心の底から嬉しいです。
    いつもありがとうございます。

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