頂いたメールより 〜 子育て 〜
若いお母さんからメールを頂きました。
悩みは全く同じということはありませんが、
誰にも相談出来ず、心労なさっている親御さんに向けて
掲載することに致しました。
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(略)
3歳になる元気過ぎる子に手を焼いております。
言葉が遅いせいか叩く行為も増え、友達も攻撃してしまい遊べません。
お散歩も嫌だと道路で全力で抵抗するので、◯○持ちの私の力では
抑えることが難しくどうしたらいいか困ってます。
(補足:持病をお持ちです。)
何度も言い聞かせても治らず癇癪がひどくなる気がします。
霊感のある方に、オーラが◯くてとても気性が激しくて難しいと言われました。
(◯の部分は色をおっしゃったのです)
我が儘ばかりでは社会に適応できないので、
何かわかってもらう良い方法はありませんでしょうか?
誰にも相談できずに悩んでおりメールした次第です。
誠に申し訳こざいませんが、何かアドバイスを頂けたら大変助かります。
本当に突然不躾で申し訳こざいません。
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私からのご返信です。
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こんにちは。アガサです。
その霊感のある方?の発言が困りますね。
好き放題おっしゃって。
で、どうすればいいの?って感じですよ。困ったもんです。(苦笑)
さて。
息子さん。
手をやく、と思うと焦りますね。親は。
冷静に考えますと、「まだ3才」です。
この世におぎゃーと生まれてからたった3年ですよ。
社会に適応できる3才の子どもさんがどれだけいるのかなと思います。
大人だって身勝手な人が多いですもんね。(笑)
幼稚園や保育園に入るまでは特に、
どんな大人しい子でも親は心配で心配でたまりません。
これで良いんだろうか・・・ってよく思います。
育て易い子が世間一般では「良い子」、それが普通の成長と思われていますけれど、
いやいや、それはどうしてどうしてと思います。
お散歩が嫌だと言うなら無理に行かなくて良いと思います。
お家で絵を描いたり、他の遊びが好きなんだと思いますよ。
ちょうどそのぐらいの頃は、我が強くなってきます。
全部みごとに「いや!」と言います。(笑)
それは成長過程です。
それにしても・・・
その霊感の強い方は、誰のための発言なのでしょうかね?
そのようなことを人様に向けて言うことは
失礼極まりないと思います。
それが「 霊感がある 」とは言えないですよ。
「 霊感がある(と思い込んでいる)= 不躾 」これは困ったもんです。
そういう方々が多いのでしょうか?
思いやりや良識をなくされるのでしょうか?
わかりませんけれどもね。(苦笑)
” 言われる方(親)の気持ちにもなりなさいよ!(怒)”
と思います。(大笑)
さて。
お子さん。
嫌なもんは、嫌。
いいじゃありませんか。
私だって、嫌なもんや嫌だなぁ〜(笑)。
大人だって嫌なんですから、小さなお子さんなら尚更です。
嫌なことを無理にさせるのは、可哀想ですよ。親も子も。
中学生にでもなれば、嫌でもそこそこは勉強せねばならない時代です。
手放しで遊べるのは、小学生の間。
子どもの頃に遊べる期間がないと、あとあと、大変。
いろいろなことを規制していきますと、親もしんどいですもんね。
社会に適応するとは?
歴史に残る偉大な方々は、子どもの頃は一癖二癖、
いろいろあったようですよ。(笑)
3才です。3才。
数年前までは、赤ちゃんだったんです。
泣いて親を呼び、すやすや眠って、また泣いて。ねぇ。
無理矢理、「お友達ぃ」とかというくくりにしなくても
良いと思います。
だって、「お友達ぃ」と言ってるのは、親だけですもん。(大笑)
無理に繋がりを作らなくても大丈夫。
合う繋がりを見つめていくことの方が大事と思います。
親同士のつきあいも、疲れない程度にほどほどになさった方が
ご家庭を見つめることが出来ます。
何が大事なのか、ってとこです。
たまーにね、遊ぶ程度で良いんじゃないですか?
そう思いますよ。
今はどうしても、子どもの人数が少ないですから、
ちょっとしたことでもすぐに
「この子は他とは違う。おかしいんだ・・・」となります。
そして、様々な、新しい症状にあてはめる。
私は、それはちょいと違うんじゃないかって
思っています。
日本は色々と細かくなっているようで、
素晴しい細やかさなら歓迎なんですけど、
そうでもなさそうな空気があります。
本来の社会、真の社会というものに適応していないのは、
私たち大人の方かも、しれませんね。
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子どもに向けて、
オーラが◯色だから厳しい、ですって?
だから、何なの?って思いました。
困っている人に対して、
あなたのオーラの色は◯色だから・・・
という発言や考え方は、無責任極まりない。
親は、愛を注ぐこと。
過保護が愛ではないと思います。
子がこけたら、
抱っこして起こしてあげる時期があり、
手を差し伸べる時期となり、
子が泣きながらでも
自ら起き上がる姿をじっと見つめ、
起き上がったら、ぎゅっと抱きしめる時期があると思います。
そうやって、愛の差し出し方は変わっていきます。
それが自然です。
愛をたっぷり注ぐ時期は必要。
ずっと同じでは、互いに成長しません。
手を差し伸べた方が楽ですけれど、
ぐっと ぐっと 我慢して、
胸がぎゅーっとなるのも我慢して、
子どもの命を見守る。
その時期があるからこそ、
子の成長は、ひとしおなんです。
私たち大人が子に示すことは、命を大切にする姿。
皆が皆、大学へ行かなくて良い。
有名大学へ行っても、犯罪に手をそめる人もいます。
やっていいことと、そうでない” 分別 ” がない人もいます。
頭さえ良ければ、何やっても許されると勘違いしたまま
大人になる人もいます。
親が何を子に出来るのか。
親が何を子に伝えるのか。
命の大切さを伝え、思いやりを育てることだけですよ。
私はそう思っています。
オーラの色なんて、気にしないで!(笑)
大丈夫!