久しぶりの帰郷

故郷の京都に、一日以上の滞在は

14年ぶりのように思います。

街並みが変わったな〜と思えるところもあれば

変わらないところも多くあります。


「車で迎えに行くわ」

友人が連絡をくれたことは奇跡のようでした。

京都から長野まで?

まるで夢を見ているような気分。

真っ先に思ったのは、

(子ども達に気を使わせてしまうんじゃないの?)


彼女は子ども達と家族会議をしてくれたそうです。

「ええやん!ええやん!おかん嬉しいやろ!」

子ども達のこの言葉が嬉しすぎて、

言葉だけでも温かい気持ちをもらいました。


それでも、

本当に良いのだろうか・・・

自分だけ避寒してもいいのか・・・

自分のことは踏ん切り悪い私は、もやっとしてました。


「ご家族全員が喜んで来て欲しいと思ってくれる。

そんな事に甘えないで、何に甘えるんだ・・と思いました。

甘えることも信頼し合うからこそ、出来ることです。

信頼が無ければ、甘えられませんもんね。

そういうご友人がいらっしゃるなら、

そして、誘って下さるなら

友情の証として受けて欲しいです。」

Kさんから届いたメールを何度も読み返しました。

(そうか。そうだよなぁ。)

自分に言い聞かせるように何度も呟き、

これからのために、甘えることにしたのです。


不調な時、誰もが孤独の中に入り込んでしまう。

私も、そうです。

自分さえ 我慢したら それで済むことだから_

長年、こう思ってきた節があります。


我慢した先が良い方向に向くのなら

辛抱してもいいのかもしれない。

「自分さえ 我慢したら」というものに

自分で自分を縛り続けていたように思います。

心身の健康を害してまで、通した先にあるのは

想像するまでも無いなぁ。

やっと、そこに気づくことが出来たのです。


困っている時、自分の固定概念の殻から出れず

もがいている折に、ふわりと差し出された人情。

素直に有難いと思い、

感謝と申し訳なさを持ちながら

人情友情に甘んじることを選ぶ。


甘んじ続ける性分ではないからこそ

私にとって、大きな機会でした。

信頼が無ければ甘えられない_

真、その通りだと思えたのです。

今、思い出しても 鼻の奥がツンとなり、

目頭が熱くなります。


久しぶりの再会。

十数年振りに会う彼女は変わらず若々しく、

私は随分、おばあちゃんに成ったなぁ〜と思いました。苦笑


車の窓から 流れる景色を見ているうちに

高速道路標識に「京都」という文字が見えました。

(久しぶりだなぁ・・・)

そう思った時、なんでしょうね

うるっときました。

激寒から解放されたからなのか、

懐かしさからの安心感か、

何かは、わかりません。


14年程前、意識不明で入院していた祖母に会いに行き

「神奈川に引越すね。」

そう言いながら、

祖母の手をそっと握ったことを思い出しました。

それが、昨年のような・・・

100年ぐらい経っているかのような・・・

時間の間隔が あやふやに思えました。

そのようなことを感じながら、

窓から見える京都を眺めていました。


以前のかかりつけ医院にも連れていってもらえ、

安心材料を重ねることが出来ました。


2週間半程経った今、少しずつ「私」が戻り始めてます。

萎れかけていた草が太陽の光と水を吸収して

大空の方向を向くような感じ。

寝る前に、家族の写真を見ます。

「準備を整えるから 必ず」

心の中でこう話しかけ、眠りにつきます。


いつも、私の体調復調を祈ってくださり

本当に有難うございます。

友愛こもった祈りは

必ず届くのを実感しています。

本当に 有難いことです。


直接対面、オンライン交流の日程は、

賃貸先が決まってからにさせていただこうと

思っています。

一年以上待って頂いている方々もおられ、

申し訳なく思っています。

場所が決まり、直接交流に臨めるようになりましたら、

ブログやWebサイトでご報告いたします。

アガサ


追記:

友人から連絡を受ける数日前、

久しぶりに彼女の母上が山荘に数秒来られたのです。

(ご無沙汰してます)

とお声掛けをした私をちらっとさらっと見られて

にこっとされたので

(Mちゃんに何か伝えま・・・)

と言いかけた途中でどこかに行かれたのを思い出したのです。

母の思いが娘に伝わったのか、

娘の思いが母に伝わったのか、

どちらが先かは わかりません。

以心伝心の恩恵に預かったのです。

Mちゃんのお母さん、ありがとうございます。


〜日常のひとこま〜

元旦、友人家族に連れていってもらいました。久しぶりすぎる下鴨神社です。

+41

1件のコメント

  • ブログ更新ありがとうございます。
    お元気そうで安心しました。
    今はただただゆっくりとされてくださいね。
    また一緒会で会える日を楽しみに待ってます。
    本年もどうぞよろしくお願いします

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